第62回 別所キミエさん②

2016-12-04

ゲストは、リオパラリンピック

卓球日本代表の別所キミエさんです。

 

 

挨拶からお元気な別所さん!

お生まれは、広島県、

 現在は兵庫県・明石市にお住まいです。

病気になる2年前には、ご主人をくも膜下出血で亡くされました。

「元気だったのに、頭痛いって、急に亡くなって。

今だったら分かったのに、まだ若いし知識もなくて、

自分の中で、どこか後悔もありますね。

三回忌の時には自分の腰が痛くて、足もしびれて。

最初は座骨神経痛って言われたり、鍼に行ったりね。」

 

その後、大きな病院で検査し、”仙骨巨細胞腫”を告げられたそう。

「1回目は、手術に26時間かかって60人以上の方に輸血してもらって。

でもその1年後に再発して赤ちゃんの頭ぐらいの腫瘍になって。

手術は34時間。心臓2回止まって、息を吹き返して!

私は、生かされてもらってるっていう気持ちがあるから、

車椅子になった辛い気持ちも、切り替えていけましたね。

ショックでしたよ、歩けなくなるっていうことは。」

歩けなくなるという現実に直面し落ち込んでいた別所さん。

その別所さんに、“できない事を嘆くより、できた事を喜べばいい”と

友人に言ってもらえた事で前向きになっていったのだとか。

 

今回の選曲は、EXILE 『rising sun』でした。

この楽曲は、パラ卓球の応援ソングにもなった楽曲です。

 

別所さんは、インタビューなどで一生卓球を続けたいと話されています。

「自分の中でどこまで出来るのか、っていう挑戦の気持ちなんです。

動ける間は、もっともっと技術を磨いて、強くなりたいです。

いろんな選手とも関わりも好きなんですよね」

海外の試合でも、”片言の英語と関西弁”でなんとかなる!と

積極的に選手たちに話しかけています。

 

2020年の東京パラリンピックについて伺うと、、、

「費用、年齢、家族のこともあるし、

軽々しく目指します、とも言えないです。

重いですから、責任が。」

現在は、練習場が遠く、数時間をかけて自動車で行かれています。

さらには、コーチの問題などもあり厳しい環境ではあるそう。

 

元気の源は、”卓球が出来ること”!

「好きな卓球が出来ること。

やりたくても出来ないひともいるでしょうから。幸せです。

卓球のために、仕事も生活も全部費やしてますからね」

現在の状況を、真ん中が卓球、花びらは周りの人とのつながりと、

ひまわりに例えられ、部屋のインテリアもひまわりを取り入れているそう。

 

最後は、勝負下着の話まで飛び出し、

明るい、元気な笑い声を届けてくださいました!

別所さん、2週に渡り、ありがとうございました。