第63回 武田双雲さん

2016-12-11

ゲストは、書道家:武田双雲さんです。

双雲さんはラジオが大好きなのだとか。

「気づいたんですよ。ラジオと書道って似てるって。

まず書道って、書いたら一発で書かなきゃいけないし、

後戻りはできないし、黒だけ、筆 1本だけ、制限だらけでしょ。

ラジオもそうで、声だけで決められた時間で。

型とか枠とか自由度がそっくり! だからやっててノリノリになっちゃう(笑)」

それに対して、テレビは絵のような感覚なのだそうです。

 

ブルボンのお菓子は、書道教室での必需品でもあるそう!

「ブルボンのお菓子あげる時の、喜び方って、やばいよね。

俺もみたいな存在になりたいな~」

 

墨ではなく水で書道を楽しめる紙が入っている

『大人の書道教室』には、双雲さんの言葉分析も入っています。

「文字ってシンプルで、漢字ってすごいなって。

”志”も、なんで、武士の”士”に心なのかな、とか

”信じる”には、”人”と”言”葉なのかな、とか。」

 

今回の選曲は、息子さんが大好きで口ずさむという、

 Pentatonixの『That's Christmas To Me 』。

 

双雲さんのお母様は書道教室の先生だったことで、

双雲さんも物心つく前から習字を始めています。

文字の捉え方も子供の頃から変わっていたそうで、、、

「普通黒板の板書って、内容を見てメモするんですけど、

もう、先生の、しんにょう、とか、門とか、氵とかをずーっと真似したり、

みんなの”た”を集めて書いたりして(笑)

みんな字が違うから、それが面白くて、癖字集めて興奮してましたね」

 

 

さらに、人の字を研究してきたことで、文字を見ると性格がわかるのだとか!

スタジオでは、”田”を書いて性格を見ていただきました。

 

 

「一画目、外に膨らんでるので、基本的に適当ですね。

最後閉じない、これも、詰めが甘いってことです。

でも、バランス感覚があるので、人生がそこまで乱れる事はないけど、

どっちかっていうと、適当な人。」

一画目に関しては、内側に入るひとは、個性的。

「わざわざ内側に入るって、書きづらいじゃん。

でも格好つけたいから、入るわけで。

そういう人って、”そのスマホケース邪魔じゃね?!”みたいな

こと言われちゃう人です(笑)」

二画目の角も、丸い人がせっかち、合理主義なのだとか。

 

「でも、言い方なんだけど、適当だとネガティブに聞こえるけど、

臨機応変、とか、柔らかい人とか、ゆとりがあるとか。

しかも、適当っていう字って、”適して当たる”って書くじゃん?

いい言葉ですよね?」

ネガティブな言葉を、ポジティブに変換する、『ネガポジ変換』は、

ご自身の書道授業でも行う授業の1つ。

 

来週もポジティブなお話伺います!