第68回 青江覚峰さん②

2017-01-15

ゲストは、浄土真宗東本願寺派緑泉寺の

ご住職、青江覚峰さんです。

 


料理僧として活動する青江さんは、

“暗闇ごはん”というブラインドレストランを

開催されています。

こちらは、真っ暗闇の中、視覚に頼らず、

香りや味わいで料理をいただくという企画です。

「普段は食べない、と思っている部分を、あえて使っています。

先入観を無くして召し上がっていただくんです。」

 

“暗闇ごはん”では、最初に行うのは、ジャンケンです。

左手で自分は出し、右手で相手の出したものを触って確認します。

このジャンケンは、相手に触れることで

暗闇の中での不安を取り除くためのものです。

「暗闇って、最初は孤独で不安なんです。

普段、片手で握手はあると思いますが、

初対面の人と両手を触れ合うことってないですよね。

これによって、前の人に親近感が湧いて、安心して

これからの食事に向かう準備ができるんです。」

 

今回の選曲は、Paix2の『SAYいっぱいを、ありがとう』でした。

「この曲は、心も体も弱っている時、病気の時に聞くんです。

70年代、80年代の雰囲気があって、子供の頃の懐かしさを感じます」

 

また青江さんは、2003年にインターネット上のお寺、

『虚空山 彼岸寺』を作られました。

本来、様々な宗派がありますが、1つの仏教として

それぞれの宗派のお坊さんが集まり情報を発信する場所になっています。

中には、お寺に嫁いだ女性のコラムがあり、

そこには多くの恋愛相談が集まったそう。

 

寺社フェス『向源』では、副代表を務められています。

「このイベントは、お寺や神社を舞台に、

日本の文化を体験していただくというものです。

日本文化を通じて、根元と向かい合う、だから”向源”です」

お坊さんたちと話せる場所や、書道体験、お香体験、

お経のライブなど、様々なワークショップやステージがあるとか!

外国人観光客にも人気で、今年も5日間の開催を予定しています。

 

様々な活動を行う、青江さんの“元気の源”は、、、

「”Know Myself、Be Myself”というのを心がけています。

自分を常に知ろうと思わないと、自分がどこを向いているか

分からなくなってしまうんです。自分は何がしたいのか。

自問して、その先の自分に近づいていこうと。

それを指針にして毎日活動しております。」

 

2週にわたり、ありがとうございました!