潮風最高!房総ドライブ ~千葉県・外房編~|旅人:長谷川眞優

2017-05-18

みなさん、こんにちは!

旅人の長谷川眞優です。

 

 

 

 

 

 

 

 

今回の旅は「潮風最高!房総ドライブ〜千葉県外房編〜」をお送りします。


まずは千葉県の勝浦湾にある、串浜港という漁港。

ここは駐車場が少なく、穴場スポットの小さな港。

 

 

 

 

 

 

 

 

雲と雲の隙間から青空が見え、光が差し込んでる風景をみると、気持ちがすごく落ち着きます。

清々しい空気をたくさん吸い込んで、勝浦の串浜港から最東端の犬吠埼を目指して旅をスタート!


今日の旅のおトモはVOLVO V90」 

広々としていて、乗り心地のいい車です!

 

 

 

 

 

 

 

 

早速、ドライブを楽しみつつ、まず最初に訪れたのは、「日本三大朝市」の1つといわれている「勝浦朝市」です。

 

仲本町通りは、勝浦市の中心部にあります。

ここの朝市がはじまったのは天正19年(1591年)。

なんと400年以上も続いているんですよ。


NHK朝ドラ「まれ」の舞台にもなった石川県の輪島・岐阜県の高山と並ぶ朝市です。

当時の勝浦城主が、農業・漁業の症例とともに、勝浦でのみ農水産物の交換の場として開設したと伝えられているようです。


早速、朝市を散策。


色んなお店から


「今日とれたての野菜だよ」

「今日とれたての魚だよ」


という声がたくさん!

この日はタケノコが多かったように思いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その日朝採れたものを新鮮なまま並べられてるのはなかなか東京にない光景で新鮮。


春には

サヤエンドウ・わらび・タケノコ・イチゴ・桜餅・初ガツオ・ヒジキ・ワカメ・海苔


夏には

トマト・枝豆・なす・きゅうり・トウモロコシ・ゴーヤ・スイカ・梨・メロン・プラム・梅・あわび・さざえ・カブト虫・クワガタ・ほおずき・・・などがあるようで、

今回、私は、「アシタバ」「しいたけ」を購入。

家に持ち帰り、その日の夜は天ぷらにして頂きました。

 

アシタバは、カラッとした新鮮さがあり程よい苦味で、何枚たべても止まらない(笑)

しいたけは大きくてぷりっぷり!

噛めば噛むほど甘みもあり美味しい…

朝市が近くにあったら毎日いくのに!(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

この他に、この朝市では、お店のおばあちゃんが作った愛情たっぷりの「おかき」を試食させて頂いたり、勝浦朝市の有名な「わらびもち」のお店では、こんな食感は味わったことないほどのぷるんぷるんさとみずみずしさを堪能。

他のお店ではいくらの醤油漬けと、イカの塩辛も試食として味あわせていただき、もう試食だけでお腹いっぱい幸せいっぱい!(笑)


朝市の魅力をたっぷり味わえた時間となりました!


続いて車を走らせて向かったのが、勝浦朝市から車で10分。

勝浦市鵜原、国道128号線から海側へ向かったところにあるスポット!


「かつうら海中公園・海の資料館」

 

 

 

 

 

 

 

 

ここは小さな昔ながらの、風情のある資料館。


ここでお話をお伺いしたのは、勝浦海中公園の麻生弘樹さん。

 

 

 

 

 

 

 

 

長谷川 「ここはどういう資料館なんですか?」


麻生さん 「海について学べる資料館です。子どもたちにもわかりやすい資料がイラストとともに展示してあるんですよ」

 

 

 

 

 

 

 

 


その中でも私が気になったのは、大きな日本地図に書かれた黒潮、親潮、寒流、暖流のイラスト。


麻生さんによると、この場所はリアス式海岸で、寒流と暖流の接点にあるため、海の生物がたくさん生息しているそう。

他にも、地層イラストの展示や、漁業で使っていた道具も展示されていました。

 

そして「かつうら海中展望塔」という場所にも案内していただくことに!

そこは海岸から60mほど海に張り出した白い塔。

面白い特徴がなんと!

全長24.4mある塔の3分の1が波の下に埋まっているということ。



どゆこと

どゆこと!?



海の上は強風!

やっとの思いで展望塔の入り口へ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

96段の螺旋階段を降り、最下層へ到着。

わぁあああああああ!

海の中!

まるで潜水艦の中にいるようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

360°一面の壁に24の窓、高い窓と低い窓、互い違いにあり、大人も子どもも自分の眺めたい場所から見ることができ楽しめる展望室。

これは大人でも張り付いて見ちゃいます。


この日は、透明度が3m。なので、少し濁ってましたが、餌場もあるため、この日はめじろという魚を自分の目で確かめることもできました。

 

ちなみに、麻生さんがオススメの時間帯は午前中。

前日に、雨が降ってしまうと濁ってることが多いので、前日が晴れた次の日に伺った方がいいようですよ!


壁に今まで発見した魚を説明文とともに書かれてるのはとてもわかりやすく、

この日、来てた子どもたちは夢中になってみていました。

気軽に海の中を観察できる環境ってなかなかないと思うし、この展望塔がある海岸沿いでは潮干狩りもできるそう!

海の魅力が感じられるスポットでした。


麻生さん、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

続いて九十九里浜の中心に位置する「海の駅 九十九里」へ出発。


なかなかの長距離ですよー!

ドライブを楽しんじゃいます♪


車内は広く、足もある程度伸ばせて、背が高い人にとったらとっても有難い。

長距離運転だと、座ってるのもだんだん疲れてくるけどイスも低反発で座ってるのも楽。


あとドライブといえば、私は音楽が欠かせないのですが、4つのドアにスピーカーが内蔵されててオペラを聴くとより音の良さがわかるよう♪

ドライブがぐっと楽しめます!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

海を眺めながら音楽。

思わず歌っちゃいますよね!


「♪う〜〜みは ひろい〜な おお〜き〜な〜」


皆さんはドライブ、どんな音楽を聴きますか?


そうこうしてる間に、「海の駅 九十九里」に到着。

 

 

 

 

 

 

 

 

大漁旗が、たくさん掲げられていますねー!

ここでは、日本で唯一の青い丸形郵便ポストもあるんです!


それがこちら

 

 

 

 

 

 

 

 

綺麗な海の色、真っ青な空にぴったりの可愛らしいポスト。

このポストの前にある建物の中に、

「いわしの資料館」があるということなので、早速いってみました!

 

 

 

 

 

 

 

 

入り口には大量のイワシがいる水槽が。

どんな資料館なんだろうと心惹かれながら資料館の中へ。

 

ご案内いただくのは、

郷土研究会 事務局長の村松英一さんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

長谷川  「九十九里といわしの関係は?」


村松さん 「九十九里では、黒潮が九十九里の沖を通るため、水温や塩分の濃さがイワシの住むのに適しているんです。今はあじのほうが多いのですが、江戸時代の頃からイワシの漁業が盛んで、実はイワシは食料というよりも肥料として使われていたんですよ。」


長谷川  「ちなみにその時代多かったイワシ漁は?」


村松さん 「八手網を使う漁法が発達し、巨大な網で出来た風呂敷のような網です。そのあと長大な砂浜が広がる九十九里は、大規模な地引網に適してて、百人以上の引き手が必要だったんですよ。」


・・・とその当時の写真を見ながら、熱く説明してくださいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

他にはお祭りの法被のようなものの展示が。


長谷川  「背中に絵が書かれた法被のようなものはなんでしょうか?」


村松さん 「これは万祝といって、江戸時代から戦前にかけて漁師の間で広まった大漁を祝う晴れ着のことなんです。背中のデザインは大漁祈願に相応しい絵柄だったりと、オーダーメイドで作ったりするんですよ。房総半島発祥のものなんです。」


また、イワシはいろんな食べ方があって、

みりん干し・ごま漬け・さんが焼きなど郷土料理もいろいろありますが、

村松さんのオススメは、やはり「なめろう」。

私も「なめろう」大好きです!


ここの資料館の入場料は、無料。

ぜひ、海の駅に訪れた際には、立ち寄ってみてくださいね!

村松さん、ありがとうございました。

 

 

 

 

九十九里郷土研究会

                                事務局長
                                 松村栄一さん

会長
内山いつさん

 

 

 

 

最後に向かったのは、

銚子のお寿司屋さん「大久保」

 

 

 

 

 

 

 

 

銚子駅からすぐのところにあり、銚子の郷土料理「伊達巻鮨」を考案したお店なんだそうです。

作家の河合さんが、どうしても食べたかったの!!!すごく興味あったの!!!と何度もおっしゃってたお店♪

伊達巻きってお正月によく出てくる、白身魚のすり身が入ってる、あの伊達巻きじゃないのかな〜気になります!


お話をお伺いするのは、「大久保」の平林智絵さん。

 

 

 

 

 

 

 

 

長谷川  「こちらの伊達巻き、ちょっと変わってると聞いたのですが、どんな風に違うんでしょうか?」


平林さん 「なんと、昔の黒電話みたいな形をしてるんですよ。」


えええええええええええ!

どゆこと?!

全く想像つきません。

 

長谷川  「何がきっかけで誕生したんですか?」


平林さん 「昔、結婚式の時のお料理を作っていたお料理屋さんの流れで誕生したそうで、当時、お菓子の職人さんが揃っていたことから、珍しい感じのタマゴのお寿司ができたのではないかと聞いています。」

 

長谷川  「え?ということは、甘いってことですか?」


平林さん 「そうなんです、酢飯とわさびも付けて食べるんですよ。」


昔から変わらぬ製法で作られている『伊達巻鮨』

別名「漁夫のプリン」と呼ばれてるんですって。

もう気になって仕方ない。。。

早速作っていただくことに!


平林さん 「お待たせしました〜!!!!」

 

長谷川 「わぁぁぁぁぁぁあ!!!! なんだこれは!!!(笑)」


漁夫のプリンと言われる「伊達巻鮨」がコチラ。

 

 

 

 

 

 

 

 

これは全くイメージできなかった!(笑)

でも確かに黒電話、そのものです。

持ち上げるとものすごい重さ。

ハカリ持って来れば良かった…(笑)


もう居ても立っても居られない。

早速頂きます!

 

 

 

 

 

 

 

 

❤︎❤︎食レポート❤︎❤︎


<卵>

わぁぁぁあ弾力があって、ものすごく甘くてプリンみたい…

これは新感覚!

卵の香りもしっかりしますが、スイーツに近いです!!!!


続いて <卵と酢飯>

あれ。。味が全然かわる!


続いて <卵と酢飯と醤油とわさびとガリ>

もはやスイーツじゃなく、しっかりとお寿司!

さっぱりとして、

こんなにたくさん混ぜ合わせてるのに

すごくバランスが取れてる!!!!


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食べていて楽しいし、

これは思わず写真撮ったり人に伝えたくなる!

結婚式のときや、誕生日のときにも買って行かれる方多いようですよ。

ぜひ味わって頂きたい、そんなびっくりお寿司 伊達巻き鮨でした!


平林智絵さん、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、今回の旅のゴールは、眺めのいい犬吠埼灯台付近から。


今回は勝浦から九十九里をドライブし、銚子までやってきました。


雲ひとつない真っ青な青空で、まさにドライブ日和。

キラキラ光る海沿いを走りながら、その土地で出会える旬のお魚や、野菜を楽しみつつ外房の海の中の歴史についても学ぶことができました。

特に伊達巻鮨には衝撃を受けましたね(笑)

ぜひ、プレゼントにお祝いごとに送るっていうのも喜ばれるかもしれないですよ!


これからどんどん海に行きたくなる季節!

ぜひ外房ドライブも楽しんでみてはいかがですか?