女子旅!長崎!|旅人:宇佐美友紀

2017-06-23

KIKITABI~2ThousandMiles~

旅人の宇佐美友紀です。


今回のテーマは「女子旅!長崎!」


いくつになっても女子が集まれば

いつの間にか声も1トーン上がって♪

黄色やピンクのオーラが出ちゃうのです!(イメージ)



そんな女子旅のスタートは長崎駅前。


さすがターミナル駅とあって商業施設も併設しており

早速カステラやミルクティーなどに誘惑されます!


大きい駅なのですが一歩外に出ると・・・


あーーーーっ!


まるでバスのようにごく自然に路面電車が走っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

車と一緒に電車が走っている光景ってすごく不思議で

どことなくドキドキするのですが

ここでは生活の足として主要地を結んでいるので

学生さんからご年配の方までたくさんの方が日々利用されているんだそうです。


ヴィジュアルもとてもかわいいので観光用かと思ってました・・・(すみません)


バス停のように路面電車が停まる「電停」には常に乗車を待つお客さんの列。

そして東京都内の電車に負けないくらい、次の路面電車もすぐきます。


走り方ものんびりしていません。


ほぇーーーー!イメージと違うぞーーー!笑


少し見上げると前も後ろも新緑の山々。

斜面には住宅や建物がぎゅぎゅっと立ち並んでいます。(ここは長崎のイメージ通り)


実際に見ると、普段の生活だけでも足腰が強くなりそうです・・・

 

 

 

さあまず最初に訪れたのは、、、


長崎といえば・・・社会科の授業でこのイメージが強い方が

多いのではないでしょうか?


「出島」です!


一見、平屋にも見えるほどの立派な門から中に入っていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

出島復元整備室の馬見塚純治さんにいろいろとお話を聞きました


やわらかい口調で的確に、380年ほど前に出島が作られたことや

日本とヨーロッパの唯一の貿易地だったこと、

日本の近代化に必要な情報の発信地として出島が

重要な役割を果たしていたことなどをお聞きしました。



そういえば出島って海の上に扇形に突起したあれ”ですよね?!?!

昔、歴史に授業で習った、、、


むむむ。


出島って島ですよね!?

でもここって、全然、島じゃないですよね!?


この頃私の頭の中では

ここはもともとの出島ではないのでは・・・」とさえ思っていたんです。


これは話を聞くしかない!ということで

「あの、ここの出島って、陸続きですよね?

 

 

 

 

 

 

 

 

なぜ、海に囲まれていないのか疑問に思っていましたが、

時代が変わり歴史的役割を終えた出島は

周囲の整備なども相まって今のような出島になったようです。


とはいえ場所は変わらず、この場が出島。

そしてお話をいただいている馬見塚さんは「出島復元室」の室長さん、

少しづつ形を変えながらも長い時間と労力をかけて復元に取り組まれています。


なんと、2050年までには再び海に浮かぶ出島が完成することを目指しているそうです!


わあ、みたい!!また来たい!

(私、そのころは何歳で何してるんだろう)


その頃またこのKIKITABIで訪れたいですね!!!

(個人的希望)


さぁーて!ここでお昼を前にお着替えをさせてもらいます。

しかも出島の中でです。


復元された趣のある建物の中にある「長崎はいからさん」で

カンタンきものを着せていただきました♪


めっちゃくちゃ悩んだ挙句、浴衣ではなかなか着られない色を選んでみました。


♪♪♪♪


装いも新たにうさみご機嫌です!


しかもTシャツの上に一枚羽織るだけのカンタンきもの、

涼しくてとっても楽~!

着付けの時間も5分もかからなかったと思います。


あまりにも着るまでの時間が早かったので

髪の毛も少しアレンジしてもらっちゃいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

さあこのまま!出島の中を江戸時代~幕末開国後~明治と時代をたどっていきます。


オランダ商館長(カピタン)の居宅「カピタン部屋」

(2階では商館長の生活の様子を再現展示)


日本最古のプロテスタント神学校「旧出島神学校」

(こちらは現在売店になっています)


西側ゲートから入るとこのような時代の流れで見学することができ

東側ゲートからだと明治から時代を遡れるようになっているんですよ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかも、着物姿のままで、出島内を散歩できるんです。

さらに、着物姿のままで、出島の外に出てもいいです!


とうことで、長崎散策へお出かけしますよ

この女子旅スタート時から気になっていた路面電車に乗っちゃいます~



私宇佐美、人生初の路面電車です!


電停バス停のような場所で路面電車を待つのですが、

普通の車道を走っている路面電車に乗るので歩道ではなく

電停は車道にあります・・・!


ので、歩行者信号が青になるのを待って横断歩道の途中にある電停へ。

時刻表を見るとかなり頻繁に走っているようですね。


わーかわいい!きたー!!

 

 

 

 

 

 

 

 

と思ったら近づいてきても早い!(ちょっとびっくり)


中にはたくさんのお客さんがぎゅうっと乗られています。

通勤ラッシュレベルといっても過言ではないです。


なのに乗り方もわからないよー(涙)


背が低いのでつり革ではなく手すり傍に乗り込みますが

すぐに降りるのに全然前に進めなそうな隙間のなさにドキドキ。。


1駅なので、、、築町電停まではあっという間!


「すみませーん!おりまーす!おりますぅうう!!!」


初の路面電車は無事目的地で降りることしか考えられませんでしたが

いい経験になりました(笑)


で、到着したのは長崎新地中華街~☆

 

 

 

 

 

 

 

 

わーい!食べる!食べるーーー!(まだ何も言われていませんけど)


中華街といえば!朱色の派手な門をくぐって

美味しい食べ物のにおいを追いかけます・・・


くんくんくん・・・



ここだーーー!


気づくと中華街のど真ん中まで来ていました


出会ったのは友諠商店さん!


ガラス越しに見える湯気の奥にはせいろで蒸される点心たち。


やわらかい!絶対にふんわり甘くて柔らかくておいしいでしょう!!!


1つなんて決められないのでわがまま言って欲張ります!


女子旅の合言葉は「せっかくだから」

ということで、角煮まんと中華ちまきをGET☆

 

 

 

 

 

 

 

 

まずはふっかふかの角煮まんからいっただきますー♪


外側部分だけでなくはさんである角煮も唇で挟んだだけで

ちぎれちゃうくらいやわらかい!


続いてちまきー!


あったかいうちに食べたい!と気持ちがはやります。

包みをむいていくと中にはとろけんばかりのつやつやのもち米に

具がたっぷり混ぜ込まれています。


はぁあああああ・・・幸せ><♪


これは毎日食べたいうまさです!たまらない!

 

 

 

 

 

 

 

 

小腹も満たされ、さらに長崎市街の散策へ。


長崎といえば坂の街です。

長崎を体感しようとやってきたのはオランダ坂


ここオランダ坂は出島に住むオランダ人の影響か、

開国後も長崎の人々は東洋人以外を「オランダさん」と呼んでいたようで

「オランダさんが通る坂」という意味で呼ばれていたそうです。


石畳の坂道と洋風の雰囲気はまさに長崎!

着物でカランコロンと音を立てて歩くオランダ坂。

昔の人も同じ音でこの坂道に息切れしてたかなあ・・・

(意外と急こう配です、はあはあ)

 

 

 

 

 

 

 

 

そして着物のまま大浦天主堂へ。


ここは日本最古の現存するキリスト教建築物で、

1933年には国宝に指定されています。


見上げた階段の先には真っ白な外壁、凛と青空を指す屋根。

中に入ると、アーチの梁が吸い込まれそうに美しい。


そして太陽の光が彩鮮やかに、それでいて優しく注ぎ込んでいます。


施設の音声説明を聞きながら想像してみる、深呼吸。


ここ大浦天主堂は日本で最初に殉教した

日本二十六聖人に捧げられた教会なんです


そのことから、日本二十六聖人が殉教の地である

西坂方向を向いて建てられています。

 

建物の中にはたくさんの観光でいらした方が椅子に掛けて

施設の歴史に耳をかたむけていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

実は、昨年初めて長崎を訪れたときも階段の下まではきていたんですよね。


でも、観光できて気軽に入っていいものなのかどうか悩んで

外観だけ見て中には入らなかったんです。


いろいろ知ることができて改めて来ることができてよかったです。



そして、さらに坂道!

長崎は、本当に坂が多いです!


お隣の坂道を登ってグラバー園へ向かいます。


とにかく、のぼります。


坂道、階段、エスカレーター!

傾斜のフルコースです(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、ここからは、

グラバー園学芸員松田めぐみさんにご案内いただきます


そういえば私まだ着物を衣着てたんですね。

着心地がよすぎて忘れていましたが写真を撮って思い出しました!


あんなに喜んでいたのに

なんだかそんな気分の移り変わりも女子旅っぽいなぁ、

なんて思ったりして。


でも、グラバー園では洋服がいいなぁ・・・なんて思っていたら、

あるんですレトロ衣装のレンタルが!


続いてはレトロ衣装に着替えちゃいますよ!

和服?から今度はドレスに!


本当に結婚式みたいなスケジュールですよね。


そして衣装がたくさんあってどれもこれも着たくなって贅沢な悩みに頭を抱えていると

(まさに女子のお買い物~!って感じだったと思います。笑)

 

 

スタッフの方が私にぜひおすすめという新作を持ってきてくださいました!


サイズも小さめのものを選んでくださっていてとてもとてもありがたかったのですが、

御年ほにゃららの私にピンクのフリフリとキュートなリボンのドレス・・・


満面の笑みで試着を勧めてくださいますが、

KIKITABIスタッフさんは心配そうな表情でこちらを見つめています。


いやわたしも心配なんだけど!

でもプロの人が選んでくれたのだから来てから考えよう!

ね!そうしよう・・・


お着換え用のお部屋に入ってお手伝いをいただきながらお色直しです。

(ドキドキ。。せめて笑ってもらえますように・・・)


「・・・ん?」


帽子まですべて装着して鏡をのぞきこみます。


「あれ・・・?」


似合っている。

似合っている!!!!


ドヤ顔でお着換え部屋を飛び出してKIKITABIスタッフさんのもとへ!


「似合いますねえ!!!!」


と勢いで私が口火を切ってしまったが絶対同じことを思ってもらえていたと思います!


選んでくれたスタッフさんに感謝です☆

 

 

 

 

 

 

 

 

レトロ衣装でめぐる洋館は、まるで自宅を紹介するかのごとく心身ともに溶け込み

なんだかお金持ちになったような高貴な気分に♪


はい、単純です(笑)



では、レトロ衣装でグラバー園をお散歩しましょうね。



国指定重要文化財の旧グラバー住宅のほか、

市内各所から洋館を移築復元した建物があグラバー園。


それぞれのおうちを目指しつつ石畳を歩いているだけで

たくさんの種類のお花に出会えます。


長崎港を望む丘からの景色も気持ちいいー!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして出口までの道のりには見つけると幸せになれると言われている

ハートストーンがあると聞き伏し目がちで血眼・・・


一度見つけるとなんでこんなにわかりやすいのに

目につかなかったのだろうと不思議に思います。


かなりヒントをもらったけど

2つ見つけられたからHAPPYが2倍かな~それとも2乗かな~♪♪


皆さんもぜひ見つけてみてくださいね!

 

 

 

 

 

 

 

 

からのー!眼鏡橋!


きちゃった、日本初のアーチ式石橋です。

川の水面に写って半円二つが見事に眼鏡になっています。


実はここにも・・・ハート形の石があるってさっき聞きましたよーふふふ。


しかしここはKIKITABIスタッフさんと私だけしかいませんので

自力で探すしかありません。


さっきグラバー園で、幸せになれる石見つけたから大丈夫!

すぐに見つけてみんなに教えてあげようっと。


~10分経過~


ないや。もうないや。噂だけだったんだわきっと。

だってこんなにたくさん観光の方がいるのに

人が集まっているようなところもないし、、、


あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


あれどうですか、うっすらV字型っていうかほら、


ハート!

やわらかい感じのハート!


ようやく見つけたハート石にめちゃくちゃ喜んでいると

近くにいたお姉さんが「もしかしてハート石ですか?なかなかみつからなくて・・・」

と言わんばかりの表情だったので


「ほら、あそこですあそこ!ねー、ハートですよね!!」


なんて旅ならではのコミュニケーション能力を発揮しちゃいました♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まあでもね、そののちに気づくんです。


それも結構直後に。

そのハート石は皆がいうハート石ではないということに。


もうこの話いいですよね、とても恥ずかしいので。。


もし眼鏡橋に行ったら本物のハート石と、

ピュアな心でキャッチしたKIKITABI的ハート石を

ぜひ両方見つけてみてください。


ご報告お待ちしています!!!(笑)



他にも、振り返れば着物を着せていただいた時に出島に自分の着替えを置いてきてしまって

ドレスを脱いだら着替えるはずの私服がなかったりなど

旅って本当に性格が出ますよね。。


でもこういうハプニングって何年たっても

みんなでゲラゲラ笑える思い出になるから、なんか得した気分かも!



 

 

今回は異国情緒あふれる長崎の地を

「女子旅!長崎!」と題してめぐってきました。

 


着るものも食べものも街並みも、

行く先々で乙女心のように様々な表情を見せてくれた長崎。


まさに女子旅にぴったりです!


 

KIKITABI~2ThousandMiles~今回の旅人は宇佐美友紀でした。