上毛電鉄で行く、フォトジェニックな旅 in群馬|旅人:松本英子
2018-09-19
(昆虫の写真が掲載されています。苦手な方はご注意ください)
KIKI-TABI 2 Thousand Miles
久々に帰ってまいりました〜〜(泣)
松本英子でございます!!
昨年3月にキキタビを卒業してから、1年半...
今回旅人として帰ってまいりました!
もはや家族のような存在であります、キキタビスタッフ。
再会の喜びを噛み締めながらの今回の旅は、これまたご縁ある群馬の旅!!!
実は私にとって初めての旅も、キキタビの前身ヤジキタ時代に訪れた群馬の高崎&前橋だったんです!
まさに初心に帰る気持ちで、旅はスタート致しました(^^)
今回は、地元に愛されているローカル線・上毛電鉄(上毛電気鉄道)さんが、なんと今年の11月で、開業90周年を迎えるといことで、
『上毛電鉄で行く、フォトジェニックな旅』と題して、私も写真を撮りながら、沿線の魅力的なスポットを巡っていきます!
まずは、上毛電鉄の始発・終着駅、中央前橋駅からのスタート。
もう乗り場からして味わいのあるホームなのですが、待っていたのは見覚えのある車両!!
そう、実は東京の京王・井の頭線という私鉄の電車車両が使われていたんです。
私も、そしてこの日の担当横山Dも井の頭線ユーザーだったこともあり、早速大興奮!!!
さらに驚くのが中のデコレーション。
たまたま乗せていただいた車両がデコトレインで、今年の干支(戌)をいろんな場所に飾った可愛らしい車両「干支電車」!
大体200匹?!はいたでしょうか??
早速フォトジェニックポイントを発見!
撮影:松本英子 |
他にもワンちゃんの写真やシールなどで飾られた車両に、まずは乗り込みました!
ちょうど同じタイミングで、この上毛電鉄ではお祭り車両も走っているとの事なので、どこかで会えるのでしょうか??!
早速いってきまーす!!と、
車内に入ると、噂の光景が〜〜!!!
なんと車内に自転車ーーーー
そうなんです、ここ上毛電鉄さんでは朝の通勤通学時間帯を除いて自転車の乗り入れが可能なんです。
あまりにナチュラルに乗車されているので、地元の方にとっては本当に普通のことなんだなぁ、、、と驚きながらも、電車は出発!!
ゆっくりと走り出した電車の窓から見える景色は、、、これまた噂どおりでいけば車窓から綺麗な赤城山が見えるはず!!!
と思って期待していましたが、この日は残念ながら曇天(泣)
天気がいい日に見える赤城山はこんな感じ… 写真提供:上毛電気鉄道株式会社 |
こればっかりは仕方なしです。。
なんといっても雨女2人(私と作家の河合さん)が揃っていたら、、、はい、、、笑笑
さぁ、そんな曇り空の中、降り立ったのは大胡駅。
ここには、国内最古級の現役電車が見られる車庫があるとのことで、立ち寄ることに。
ご案内いただいたのは、笑顔がステキな列車区検修の織田哲雄さん。
ここの駅舎も、なんと昭和3年の建築、国の登録有形文化財にもなっているんですが、車庫も同じく90歳の現役バリバリの建物。
ここで一際目を惹くレトロな電車が『デハ101』中の内装も運転席もほぼ当時のままに残されており、一気にタイムスリップです!
そりゃ〜〜なりきっちゃいますよね!!笑
『出発進行ー!!』
開業当時から今まで大事に管理されて来た車庫と電車。
少し電車の音を聞かせてもらっただけでもAlways三丁目の夕陽状態で、ノスタルジックな気分になってしまいます。
昔車体の修理や手入れに使っていた道具だったり、当時使われていた引き戸の木製ドアだったり、鉄道ファンにもたまらないレアなものが沢山見られる場所で、大興奮でした!
冬にはイルミネーションも綺麗とのことで、ミニチュアの『デハ101』も飾ってあったので、それと共に見てみたくなりました!!
さて、そんな大胡駅車庫を後にして足を伸ばしてみたのが『カネコ種苗ぐんまフラワーパーク』!
赤城山の裾野に東京ドーム4個分の広さを誇る人気スポットです。
四季折々のぐんまフラワーパーク! 写真提供:カネコ種苗ぐんまフラワーパーク |
こちらでは 園芸課の金子綾さんにお話を伺いご案内していただきました!!
園内では、この時期ダリアフェスタが行われており、顔の大きさほどの大きなダリアから小さなダリアまで沢山植えられているエリアで、早速自撮り開始!
金子さんとも自撮りw
撮影:松本英子 |
さらに、お花で出来たドレス、フラワードレスで写真が撮れるポイントが!!
ここは、今年から始めたサービスだそうで、シーズンに寄ってドレスになるお花が変わる予定との事なので、さまざまな色をお色直し気分で撮れてしまうという女子心をくすぐるフォトジェニックスポットでした!!!
さらに温室ハウスも国ごとのテーマに別れていて、見たことのない亜熱帯の植物たちが迎えてくれました!
インドネシア、フィリピン、ブラジル、メキシコ、、、驚くほど大きな葉っぱに圧倒されちゃいました!
そして、KIKI-TABIにはぴったり、「タビビトノキ」の前で自撮り!
撮影:松本英子 |
ラストはサボテンに囲まれて・・・・・
よく見ると、井門Pにそっくりなサボテン君も!!️(笑)思わず、ここでもパチリ!!!
途中、眺めが最高なパークタワーにも立ち寄り、関東平野を一望できるロマンティックでフォトジェニックなポイントも見つけ、、
ラストは園内のレストラン「花みずき」へ。
ここでは、なんとダリアのづくしの定食をいただきました〜!
ダリアの天ぷら、かき揚げ、味噌汁、漬け物、サラダと、ダリアをこんなに食したのは初めてでした!
チーフの星野哲一さんの揚げた天ぷらかまた見事なサクサク感で、ダリアを美味しく楽しくいただけました!これぞインスタ映え!!!
見た目も味も食用菊に似ているのですが、菊ほどクセがなく、食べやすいんです。
ダリアの新芽は柔らかくて、山菜に近い味わいと食感でしたよ!
デザートは、ダリアソフトでフィニッシュ!胃も心もたっぷりとフラワーパークを堪能させていただきました!!
さて、続いて下車したのは、新里駅。
ここから車で6分の『ぐんま昆虫の森』へやってきました。
ガラス張りのドームにモダンなコンクリートの美術館のような建物は、安藤忠雄さん建築のお洒落な建物。
ここは、全国的にも世界的にも珍しい『昆虫』をテーマにした体験型教育施設です。
その広さ、なんと東京ドーム10個分!!
この敷地内には、『昆虫観察館』『昆虫ふれあい温室』のほかに雑木林や里山、古民家など、古き良き時代を再現した場所で、どこも絵になるところでした!
時間の関係で全ては回れず、、でしたが、ぐんま昆虫の森の筒井学さんにお話を伺いながら、昆虫観察館内をご案内いただきました!
入り口は3階からスタートという面白い造り。2階のワークショップフロアでは昆虫クラフトを楽しむ子供たちが沢山でした!
しかも午前中は無料で、午後からのプログラムも100円で楽しめちゃうそうです。
他にも、昆虫とは何か?を写真や標本で分かりやすく紹介しているコーナーや里山の昆虫たちの生体を見ることが出来るコーナーなど、子供たちが大好きな珍しいカブトムシも展示されていて、大人も大興奮!
1階フロアに降りると、企画展が行われていて、この時期は『秋の野山昆虫展』と題してバッタ、カマキリ、トンボ、スズムシ、クツワムシ、など秋に見られる昆虫たちが沢山展示されていました。トンボの頭の部分を顕微鏡で見られたり、スズムシの鳴き声のひみつが分かったり、大人でもかなり楽しめるゾーンでした!!
そして、この施設内で一番人気という「昆虫ふれあい温室」へと突入です!!!!!!
まず姿を見せてくれたのが、ヤエヤマアオガエルさん。
なかなかこの温室内でも見ることが出来ないカエルだそうで、ラッキーですよ、と筒井さん。後ろ姿が愛らしい〜〜♡
温室内には美しい蝶が本当にたくさん飛んでいて、ここは天国?!と勘違いしてしまうくらいに優雅に飛び回る蝶たちに心奪われてしまいました。
中でも断トツに美しかったのは、日本最大級の蝶『オオゴマダラ』。
羽を広げると15センチぐらいはありそうです。
ふわりふわりと優雅に飛んでいるので、ついつい見とれちゃいます。
また、生きたサナギも展示してあり、金色をしているんです。
これは、鳥などの天敵に「私は毒がありますよ」とアピールするための色なんだとか。
また、成長して蝶になってもカラダに毒をためているので、早く逃げる必要がないから、ゆっくりひらひらと優雅に飛ぶ・・・という説もあるそうです。
面白いですよね。
写真もたくさん撮ってしまいました!!
これまでの人生で、こんなにも蝶に囲まれたのは初めてかも知れません。
特別虫が得意なわけではない私も、自然に寄って来る蝶たちや昆虫が可愛くなってきちゃいました。
そんな温室から出て、ちょうど出口には虫取り網と虫眼鏡が!!
実はこれ、無料で貸し出しをしているんです。
ここから、広い里山に出て虫取り体験をしたり里山を歩いたり、かやぶき民家で昔遊びをしたり、子供たちが本当の自然とふれあえる。これが、昆虫の森の魅力なんです!!
普段、家の周りでも虫を捕まえたり出来る環境がなくなってしまった現代の子供たちが、パパやママも一緒になって思う存分虫を追いかけることが出来るなんて、本当に素晴らしい施設です!!
次は絶対に息子を連れてきたいなと心から思いました。
帰りがけに、ご案内の筒井さんが、道端を歩くイモムシを自然と捕まえて私に嬉しそうに見せてくれたんです。もちろん、私も苦手な虫の1つでしたが、筒井さんがあまりにナチュラルに捕まえていたので、こちらの恐怖も消えて、気づいたら自分の手に乗せていました(笑)
これが昆虫の森のミラクルです!!!
最後には、イモムシも好きになってしまっていました!
ちなみに、これは『セスジスズメ』という虫だそうです。
筒井さんが制作出版に携わった『イモムシ、ケムシ図鑑』(小学館)は大人気だそうなので、是非チェックしてみてくださいね(^^)
さぁ、続いて駅名が気になり降りてみた 富士山下駅。
「ふじさん」ではなく、「ふじやま」と読みます。
渡良瀬川の真横にこんもりとした小山があり、そこには『富士山入口』と間違いなく書いてありました!
駅の目の前にあるその入口からは、石の階段が続いており、早速登ってみることに。
途中で写真を撮ってみたら、なぜかカメラマンの橋本くんを撮ってました・・・(笑)
撮影:松本英子 |
実はここ、富士山が世界文化遺産に登録された年に、外国の方が勘違いして来てしまったというのでも話題になった場所!!
面白いのはそれだけではありません。
山頂までは、たった163m !
ものの3〜40段ほど上がった辺りにはもう『七合目』と書いた石が!!!笑
頂上までは5分程度であっという間に着いちゃうんです(笑)
でも頂上からの眺めと風がとても気持ちよくて、渡良瀬川のせせらぎを聞きながらとっても癒されました!!
そしてまた電車に戻って終点を目指します!乗っているだけでゆったりとした時間が流れて心地よく、少しウトウト。登山もしたしねw
そんな途中には、お祭り電車ともすれ違えて、、、ラッキー!
最後は、終着駅の西桐生駅へ。
ここの駅舎はマンサード屋根と呼ばれる変わった形の屋根が特徴的な国の「登録有形文化財」に指定されている所なんです。
もちろんこちらも90年の歴史を誇ります。
当時の切符売り場の小窓が残されていたり、昭和初期のままの建物なので、まさにタイムスリップ。
ここでも自転車のまま乗り降りする学生の姿が沢山で、本当に不思議な光景でした。
「上毛電鉄で行く、フォトジェニックな旅」と題して、ゆったりと電車に揺られながらの楽しい寄り道旅でしたが、本当に絵になる自然やインスタ映えする面白いものにも出会える場所でした。
下車して向かったスポットは、どこも車やタクシー、レンタサイクルなどでも、そんなに遠くない所に位置しているので、気軽に旅を楽しめると思います!
これからの秋の行楽シーズンにもピッタリなので、是非足を運んでみて下さいね!!