受験シーズン到来! 湯島界隈でご利益めぐり|旅人:小堺翔太
2019-02-07
「KIKI-TABI ~2 Thousand Miles~」リスナーの皆さま、はじめまして。
そして、この旅日記にたどり着いてくださってありがとうございます。
旅人初登場、小堺翔太です!
男性の旅人といえば井門さん…
なので、ちょっとあれ?ってなった方もいたかもしれませんが、
番組でも珍しい男性の旅人でございます。
ちなみに
普段JFN各局で流れる番組では
月曜朝5時~放送の『OTOBAKO ~いつも心に音楽を~』
を担当しています。
…宣伝は以上(笑)
旅日記にまいります。
今回の旅、ずばりテーマは
『受験シーズン到来!湯島界隈でご利益めぐり!』
番組を聴いてくださっている受験生の皆さん、
受験生がいるというご家族の皆さんにも番組を通じてご利益があれば…
と各所を巡らせていただきました。
目の前には急な階段。
湯島天神につながる男坂から番組がスタート。
受験生の皆さんが乗り越えなければならない試練のような階段を上ると、
そこに見えてきたのが湯島天神。
東京の「学問の神様」として有名な「関東三天神」の1つで、
菅原道真公を祀っていることから受験生も沢山に来られるそうです。
受験生の思いを感じられたのが、境内に溢れるようにかけられた絵馬!
皆に素晴らしい春が来ますように…を心にしっかりとお参りも。
禰宜の佐々木東行さんにもお話を伺いました。
受験生たちのサクラサクの吉報を見守った後に待っているのは梅の季節。
境内にある約300本の梅の木は、これからが見頃だそうです。
毎年恒例の「湯島天神の梅まつり」、今年は2月8日から始まっています。
佐々木さんのおすすめ参拝スポット。
境内にいらっしゃる「撫で牛」。
自分の良くしたいと思う所を撫でるといいそうで…
ならばと、頭を思いっきり撫でておきました!
「いいコメント、出ますように!!」
(あれ、自分の願い事になってないか…苦笑)
湯島天神でお参りを終え、スタッフさんと甘酒で温まった後は、大鳥居のすぐ横。
ひときわ目立つ金色の看板の十八割蕎麦さんへ!
「十割そば」は聞いた事あるけど、「十八割」って??そば180%??
いろんな想像をしながら店内に入ると…
…父の写真と目があった。
あれ?
お店を入って正面に私の父・小堺一機の写真が…
しかも帽子をかぶった付け髭姿。
あ、これは!!!
実は父が出演したドラマ『世界一難しい恋』というドラマで、
息子役・嵐の大野さんの為にそばを打つ、というシーンがありまして。
そのそば打ち指導をされたのが、
十八割そばのご主人・長尾喜司男さんだったのです。
なんたる偶然!!(ちなみに父も覚えておりました)
親子2代でお世話になります!
…話が戻りまして、十八割そば。
なぜに十八割かといいますと…長尾さん曰く、
「十割蕎麦と八割蕎麦を一本に合わせた蕎麦」
ということ… ん?合わせる??
実物を見て、納得!
竹炭パウダーを練りこんだ「黒い色の八割蕎麦」と
「白い色の十割蕎麦」を重ねて切ります。
すると、1本の蕎麦が黒と白の半分ずつという、
なんとも不思議な「十八割蕎麦」が出来上がります!
まずは目で見て楽しい。
食べてみると、そばの香りも確かにありつつ、竹炭の香りもほのかに。
そしてのど越しの良さも一緒に。
これがまた美味しい!
受験生の皆さんにはお守りなどご利益グッズ付きの「合格十割そば」を!
最初に割りばしと一緒についた金箔を麺にふりかけていただきます。
コシしっかりしたそばは口に入れた瞬間に香りがフワッと広がり、
こちらも美味でございました。
あ、ちなみにスタッフ一同、長尾さんおススメの食べ方、
「そばに塩を少し振りかけて食べるスタイル」
にハマってしまいました。
それができるのもお店でそば粉を挽くこだわりのそばだからこそ。
長尾さんのこだわりしかといただきました!!
蕎麦でお腹を満たした後は、5分少々歩いた場所にある不忍池へ。
さて皆さん、不忍池で競馬が行われていたのをご存知でしたか??
明治17年から25年まで不忍池を囲むようにコースが設けられていたそうで、
伊藤博文も馬主として愛馬を走らせていたとか。
現在、競馬の番組も担当している者としては、
池の周りの緩やかなカーブですらちょっと興奮してしまう…(苦笑)
ゆっくりと池の周りを歩いた後は、
池の真ん中にある「不忍池辯天堂」へ。
辯天堂にお祀りされているご本尊様の「辯才天」は、
音楽と芸能の守り神として広く信仰されていて、
「辯財天」とも書けることから金運上昇といったご利益があるそうです。
境内には有名な落語家の方々の奉納札も。
こんなところからも場所柄を感じる事もできました。
もちろん、私もしっかりとお参りをしておきました。
もっともっと精進できますように…
(いや、だから自分の願い事になってないか…苦笑)
辨天堂を出て、上野公園方面へ。
春には沢山の花見客で溢れる桜の並木道を歩き、
旅の最後は「上野東照宮」へ向かいます。
徳川家康公が祀られた神社で、出世、勝利、
さらに健康長寿にも御利益があるとされています。
海外からの参拝客の方々も多いようで、
いろんな言語が飛び交うちょっとグローバルな空気も感じながら、
境内に入りしばらく進むと…目に飛び込むは金色の豪華絢爛な唐門!
国の重要無形文化財。
正式名称は唐破風造り四脚門(からはふづくりよつあしもん)と申します。
きらびやかという言葉では表せないくらいで、
金色に輝くその姿、そして門の左右に施された上り竜下り竜の勇ましい彫刻…
ラジオの旅番組ではいけない事なのですが、本当に言葉を飲んでしまうほどでした。
禰宜の嵯峨まきさんに案内していただきながら、
さらに唐門左手の社殿脇、栄誉権現社へ。
嵯峨さんによると
「御狸様」とも呼ばれ「たぬき=他を抜く」という縁起があるという事で、
受験生だけでなく、なんとあの〝笑点の新メンバー″の落語家さんも
こちらにお参りをされてから、笑点のレギュラーが決まったという話…
これはしっかりお参りしなきゃならんでしょ…!
と意気込んでお参りしていたら、
ついにスタッフさんから『みんなの事も願わなきゃダメでしょ!(苦笑)』
と呆れられる始末・・・
そ、そうですよね。旅人が本来の目的を忘れちゃいかん。
しっかり皆さんの合格も祈願させていただきましたよ!
その後、嵯峨さんには唐門の奥にある社殿も案内していただきました。
豪華な彫刻、金色に輝く社殿の上の方を見れば徳川の家紋「三つ葉葵」が。
徳川の繁栄、勇ましさをそのまま表したような建物は不思議と眺めているだけで、
少しだけ力をもらえるような、物事に打ち勝つことができる気がするような、
そんなスポットでした。
このパワー、少しでもラジオを通じて皆さんに届いているといいな…。
湯島界隈のスポットから様々なご利益をいただいた
今回の「KIKI-TABI ~2 Thousand Miles~」
いかがでしたでしょうか。
初めてのKIKI-TABI。
途中、本来の目的を忘れかけ、すっかり自分のお願いもしちゃった旅人に
皆さんからの「合格」いただけるかどうか…
ちょっとだけ心配(汗)ですが、一緒に旅を楽しんでいただき、
ご利益が届けば嬉しいです!
またどこかでお会いしましょう。
小堺翔太でした!