いよいよオープン! 埼玉でムーミンの世界を体験!|旅人:荒井沙織

2019-03-22

KIKI-TABIリスナーのみなさま、お久しぶりです!

荒井沙織です!  
初登場させていただいてから、早一年…!
やーーーっとお声がかかりました笑。
(ホリプロアナウンス室のKIKI-TABIチームは、先輩方の層が厚いもので!)

 

 

 

 

 

 

 

 

さて荒井のKIKI-TABI、今回の目的地は埼玉県飯能市です。
「飯能というと、有楽町線の終着駅ですよね?」
「秩父の手前ってことは、自然が豊かなのかしら?」
くらいの認識であったこと、先に謝っておきます。


 

え?
「だってそうじゃないの?なぜ謝るの?」
ですって??
なぜなら飯能は…



\\日本の北欧なんだもの!!//



陸続きで行けちゃうのですよ!北欧に!あの妖精が住む森に!

 


というわけで、旅の始まりは西武池袋線・池袋駅。
見覚えのある佐々木Dを見つけてホッとしたのもつかの間、
ほんわかと白っぽく光を発しながら、やってきたのです。
ドキンちゃんが!!!


佐々木D「あ、今日ねドキンちゃんも一緒に行くよ!」


えええええーー!聞いてなーい!!
予期せぬパーソナリティ(初対面美少女!)登場に、
やや発動しかけた人見知りを抑えつつ、
構成作家の小林さん(初対面コワモテ!)とともに
特急レッドアロー号に乗り込んだのでした。


約40分間、朝ごはんを食べながら列車に揺られ、降り立った飯能駅周辺は、
想像していたよりも大きな街でした。


飯能駅からは車で10分ほど。
街を抜けると、なんだか軒先に干柿が似合いそうな、山間の住宅地が続きます。
さらに進むと、いよいよムーミンの世界へと続く日本の北欧「メッツァ」に到着。


「メッツァ」はフィンランド語で「森」を表す言葉で、
森と湖の国フィンランドの雰囲気を楽しめるんです。


駐車場から伸びる、緩やかに下る遊歩道を歩くうち、
徐々に酸素の濃度が高くなっていくのを感じます。


坂を下りきると目前に広がる宮沢湖。
その湖畔を囲むように点在するのは、芝生の広場、ボート乗り場の桟橋、
北欧グッズのショッピングや飲食などを楽しむことができるモダンな施設。

 

 

 

 

 

 

 

 

実際に行ったことはないけれど、北欧ではあんな風に時間が流れていそうだなぁ。


屋外レストランでクラフトビールっていうのも素敵♡
なんて後ろ髪を引かれつつ遊歩道をさらに奥へ進み、
北欧気分も高まってきたところで、
ついに!ムーミン谷が見えてきました!


「湖の向こうの灯台って、ムーミンの灯台かな!?」
「あっ!青いお家見えた!!」
湖畔を歩きながら、少しづつムーミンの世界に近づいていくワクワク感。
この遊歩道で、現実と物語の世界が徐々に融合していきます。

 

 

 

 

 

 

 

 


いよいよムーミンの物語の世界に足を踏み入れるわけですが、
ここでひとつ、みなさんにお話ししておきたい事があります。


実は、幼い頃に観たムーミン映画が、
当時の私には大変に暗く(おそらく視覚的に)
そして大変に怖く(これはおそらくお話的に)感じられ、
それからの20数年、私にとってムーミンはなんとなく因縁の相手だったわけです。


それが、30歳目前の今になって受け入れる事ができるのだろうか?
ロケなのにウキウキできなかったらどうしよう…!
母からも「沙織、ムーミンって…大丈夫だっけ?」と言われるほど笑。


そんな私が、「ムーミンバレーパーク」に行くわけです!!!
ね?ちょっと気になってきたでしょ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 


パーク内で私たちが取材したのは、 


【ムーミン屋敷】
【エンマの劇場】
【リトルミイのプレイスポット】
【写真スタジオ】
【飛行おにのジップラインアドベンチャー】
【コケムス】

などなど。


ムーミンバレーパークでは、
アトラクションに不思議なネーミングが付いています。


これは、フィンランド語やムーミンの物語に登場するエピソードで、
ちゃんと意味があるんです。

 

 

 

 

 

 

 

 


で、結論から言うと、
とても楽しめました!ムーミン、かわいい!!笑


中でもこの日、私が最も衝撃を受けたのは【コケムス】でした。


コケムスはフィンランド語で体験という意味で、
ムーミンバレーパークで最も大きな建物。


食堂や売店のほか、ムーミンの物語の原作者トーベ・ヤンソンや
ムーミンの物語についての展示を行っています。


体感型の展示やフォトスポットが盛りだくさんなのですが、

その中に、ムーミンの原作で描かれているテーマについての展示があり…


ここで、私のムーミン観がひっくり返ります!!!


ムーミンの物語は、喜びや楽しさを描くだけでなく、
多くの作品で孤独や悲しみを題材にしていて、
そういったテーマが欠かせない魅力であるということなんです!

 

 

 

 

 

 

 

 

 


幼い私が「怖い」と感じたのは間違いじゃなかったんだ!
一体そこにはどんな哲学があるんだろう。
大人になった今こそ、原作に触れてみたい!
そんな気持ちになりました。

 


そもそもムーミンバレーパークは、

可愛いだけではなく、ムーミンの物語をもっと本質的に知ってもらいたいという
《ムーミンの物語愛》のもとにつくられているそうです。 


これは納得。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


パーク内で外せないのは、やはり【ムーミン屋敷】です!


ムーミン一家が暮らす、三角屋根の青いお家の中を、
ガイドのキャストさんと一緒にツアー形式で屋敷の中を見学する事ができます。


ムーミンパパが設計図を書いて自分で建てた、
地下1階、地上3階建の理想の家。

 

 

 

 

 

 

 

 

ムーミンママが編み物でもしていそうな部屋には、
ミシンや裁縫道具が置かれていて生活感がありました。


友人の自宅を訪れたような感覚を覚える、
ムーミン一家の気配を存分に感じる不思議な空間でした。
(そういうわけで、寝室の見学は「お邪魔します…(小声)」といった様子に。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ムーミン屋敷やコケムスの展示に使われている小道具の多くは、
ムーミンバレーパーク実現の立役者
クリエイティブディレクターの川崎亜利里沙さんが、
何度もフィンランドに足を運び、アンティークの品を自ら買い付けてきたそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

3年ほどフィンランドに住んでいたという川崎さんだからこそ形にできた、
フィンランドの文化・日常・空気感の再現。
そういった、リアリティと物語の世界の境目が絶妙に混ざり合っているところは、
子どもたちとはまた違った目線で大人が楽しめるポイントかなと思います♪

 

 

 

 

 

 

 

 

今回のロケでのアクションシーンは、【飛行おにのジップラインアドベンチャー】
ハーネスとヘルメットを装着してケーブルにぶら下がり、
宮沢湖上をV字状に滑走するアトラクションです!!


本格的なジップライン初体験の私、受付にて同意書へのサインを求められ、
「え、危険なの???」
と、ややビクつきます笑。


とてもしっかりした仕様のハーネスとヘルメットを身に着けたら、
スタート地点のある【おさびし山】の頂上まで、坂道を歩いて登ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

ムーミンバレーパークの遊歩道は舗装されていて広く、
ベビーカーなどでも歩きやすく作られているのですが、
この坂道だけは大人にはちょっといい運動になるかも?
(子どもたちは駆け上がるのでしょうけれど!)
私と小林さんは、ぜえぜえしながら登りました笑。


でもねこの坂、登る価値あるんです。
ジップラインのスタート地点手前に【ヘムレンさんの遊園地】という場所があって、
ここには物語に登場するツリーハウスや遊具がたくさん♪
坂道に疲れた大人たちはのんびり森林浴もできます!笑

 

 

 

 

 

 

 

 

ムーミンたちが描かれた大きな黒板?もあったので、
背景にしたら他の場所とはちょっと違う雰囲気の写真が撮れるかもしれませんよ♪


そうして辿り着く、ジップラインのスタート地点。
ピンマイクを仕込んで、一人でシューーっと行ってまいりました!
とにかくこれは気持ち良いです!!おすすめです!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

経験者のアドバイスとして、 


①足の間を通すハーネスなので、体験したいならパンツスタイルで行くこと。
②ペタンコ靴かスニーカー。いや、絶対的にスニーカーで行くこと。 


こちらをお伝えしておきますね!



≫YouTube 【飛行おにのジップラインアドベンチャー】



ムーミンバレーパークは、子どもたちが楽しめるのはもちろん、
大人だからこそ気付くことができるような深い楽しみ方もあり、
さらには文化も学べるというテーマパークでした!


さてさてこうしてムーミンバレーパークを満喫し、
私とムーミンとの長らくの因縁は無事解消となったので、
書店で原作の翻訳本を探してみようっと♪


めでたし、めでたし♪

 

 

 

 

 

 

 

 


あと、冒頭で「妖精が住む森」と書きましたが、
ムーミンたちは妖精ではなく、人間の概念では説明できない存在だそうです。
今回の取材で、教えていただきました!