南房総って、冬でも“♪あったかいんだからあ~”|旅人:柴田幸子

2019-12-04

一気に寒さが増して、、、冬の到来ですね。
それもそのはず!2019年も、もう師走に突入!寒いわけです(笑)

 

そんな中、先週に引き続き今週も、わたくし・シバサチこと柴田幸子が
「冬知らず」といわれる…千葉県の南房総をめぐる旅をお届けします。

千葉県の人気、有名なスポットと言えば――、
私も大好き「ディズニーリゾート」、「マザー牧場」、そして「鴨川シーワールド」などありますが…、その他にも温かい地域だからこそ楽しめる場所が沢山あるんですよね。

 

そこで今回は「南房総って、冬でも“♪あったかいんだからあ~”」と題しまして、「クマムシ」さんならぬ、「シバサチ」が、ちょっとほっこりできる…「あったか~い」スポットを巡ります!

 

これは!このタイトルは!!私がケガするパターンなんじゃないんかーーーーーい!??一応言っておきますけどね、これは作家さんが「もう一周回ってるから大丈夫!ケガしない!」という良く分からない持論の元、勝手につけたタイトルですからね!先に言っておきますよ!旅が始まる前にハッキリさせときますよ!あったかいどころか、、なんか寒いんだけど、、、みたいなツッコミは受け付けてないですからね!!

 

 

 

 

 

 

 

 

ということで、私たちが最初に訪れた「あったかいんだからあ~スポット」は、房総フラワーライン沿いにある「アロハガーデンたてやま」。

 

「アロハガーデンたてやま」は、千葉県最大規模を誇る動植物園で、
園内は長さ300メートルの連続する温室などには、熱帯・亜熱帯植物をはじめ、
四季折々に咲き誇る花、1年中味わえる南国フルーツなど、ハワイアンな雰囲気を満喫できます。

 

また動物との触れ合いや餌付け体験ができる動物広場や、フラダンスショーが楽しめる全天候型のステージ、ハワイ料理を中心としたレストランなど、充実した施設になっています。

 

そう!ここでは、日本にいながらにしてハワイ気分が味わえちゃうんです!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

早速、「アロハガーデンたてやま」のスタッフ、川口智久さんと広報課長の安西里枝さんに園内を案内して頂きました。

 

エントランス入って右手にガラス張りの大きな温室があるんですが、
ここでは「南国の植物」を展示。背丈の違う植物が所せましと並んでいます。
ふと顔を上げてみると、、、ガラス張りの面のいくつかがベニヤ板に。
この秋の台風被害でガラスがいくつも外れてしまったそうで、まだその傷跡が残っていました。

 

そんな中、一気にテンションが上がったのが、南国の果物たちの木!
大大大好きなバナナの木!!!
ここで取れたバナナは、道の駅で売っているそうですよ。

 

そしてドラゴンフルーツ!!!見た感じはサボテンのような!?
そこに葉っぱから直接実が付くような形で赤紫のお花のような実が。

 

パイナップルの木もあります~!!!手のひらサイズのまだ小さなパイナップルの実が!!!キャ~~!!!かわいいーーーーーーー!

 

フルーツの温室には、他にもマンゴー、パパイヤ、チューインガムの木、、、
そしてビタミンCたっぷり!あのアセロラの木も!サクランボのような真っ赤な実がついてました。

 

 

 

 

 

 

 

 

さらにはカカオの木!星形のスターフルーツの木!スターフルーツというだけあって、カットするときれいな星形になるんですよね。
その場で少し食べさせていただいたのですが、う~ん!酸っぱい!
ここでは、これをピューレにしてオリジナルのお菓子にして販売しているそうですよ。

 

ジャングルをイメージした温室もあって、そこには滝も流れていたり。。
25mの高さの木もあって、葉っぱの大きさも1m以上ある!
大迫力のエリアでした!

 

 

 

 

 

 

 

 

温室を出て、お待ちかね!アロハZOOエリアへ。

 

そうです。ここで私はある出会いを楽しみにしておりました。
昔から密かに囁かれていた「シバサチ、カビバラ親戚説!!!」
えぇ、、、な~んか、、雰囲気が、、似てるよね、、、と言われ続けてきた「カピバラ」の皆さんに、や~っと会えました!(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

川口さんにも「少し似ている。」と言われた私。
カピバラさんたちに囲まれて、笹やり体験~!!!
マイペースで脱力動物っぽいカピバラさんですが、、、
まぁ~力が強いのなんのって!!!本気だしたらスゴイわけですよ!
腰を入れないと持っていかれる勢いで、柴田に、というか、笹に群がるカピバラさんたち。
彼らの心をわしづかみにできたと思いきや、、、笹がなくなったら柴田には見向きもしませんでした(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

カビパラの赤ちゃんともご対面!
抱っこさせて頂くも、すぐに逃げられる、、、(笑)

 

インコたちのおやつ体験も最高に楽しかったです。
頭に乗せたり肩に乗せたり!

 

他にもヤギの赤ちゃんやカワウソもいたり。
とにかくキュートな動物たちに癒されつつ、「可愛い」とは何かをしっかりと学ばせて頂きました!来年わたしにモテキがきますように、、、(笑)

 

ということで、ぐるっと館内を回って、癒され効果もばっちり!
リラックスもできて、最後には幸せの鐘?(カップルで鳴らすもの)を一人で鳴らしてやれることはやり尽くしました!大満足!

 

 

 

 

 

 

 

 

800種類の植物と50種類以上の動物たちと出会える最高の場所!
スタッフの川口さんは「見て触って楽しんでほしい。イベントによってはエサあげなどもできるので、ご家族でもご夫婦でも是非に。」と話されてました。

 

人間に触れることが少ないわたくし、動物に触れて癒されましたとさ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

続いて向かったのは、南房総の千倉にある「千倉オレンジセンター」です!
今は、温州みかんシーズン真っ只中!
温暖な気候の南房総は「みかん狩り」のシーズン真っ只中です!

 

「千倉オレンジセンター」は、千葉県最大級で、海まで5分のみかん農園。
緑の中にキレイなオレンジが映えるミカン畑の中で、オーナーの野宮勉さんにお話を伺いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

ここ一面に広がるミカン畑、3.5ヘクタールの広さで、千葉県では断トツに広いそうなんです。
今年は豊作!!!勿論、台風被害も受けましたが、全体とすれば大した被害ではないですよ!と野宮のお父さん。その心強いお言葉にホッと安心しました。
坊林とか台風のことを考慮してこのミカン畑も作っているそうです。

 

私たちが訪れたこの日も、沢山のお客さんが詰めかけていましたが、
台風の影響で、多少、客足に影響はあったそう。
電話でのお問い合わせも結構あったとのことでしたが、今は変わりなく営業しています!大丈夫です!

 

今年のここのミカンの味の特徴としては、雨の影響や日照時間が少なかったこともあり、例年に比べて少し糖度が低いそうですが、酸も少ないので、とても食べやすい!とのこと。

 

そして気になる「ミカン狩りのコツ」伝授頂きました。
実は大きすぎない方が良い!そして少し垂れ下がった実であること。
さらに実のお尻の部分が少しデコボコしているもの!
これが美味しいミカンである特徴!
私も1袋分、取らせて頂いたので、もう美味しいミカンを見極める目は備わったと自負しておりますよ!

 

 

 

 

 

 

 

 

その場でもいだミカンを、贅沢ながらすぐに食べさせて頂きました!

 

甘味と酸味のバランスが絶妙で、、、う~ん!おいしーーーーーーー!!!!!
香りも良いし、何よりとても水水しくて飲んでいるかのうように食べてしまう!笑
最高に幸せですね!!!

 

1月いっぱいはミカン狩りやっているそう。
海からも近いし、一番南端、気候に恵まれて気温がマイナスになることはなく、
だからこそ、こういう美味しいミカンが出来るんですね。潮風もあって甘くなるそうですよ。

 

そして、薬剤も使っていないんですって。だからミカン狩りするのも安心!

 

それだけ時間と手間をかけて作っているんですね。
「愛情がないと、その気持ちが伝わらないと、けして良いものできないんだよ」と野宮さん。

 

愛情がギューっと詰まったミカンだからこそ、こんなに美味しいんだな。

 

野宮さんの60年分のミカンへの愛情がヒシヒシと伝わってきて、なんだかほっこりしました。

 

ちなみに、1袋分のミカン、実家へのお土産に幾つかお裾分けしたら
母が「この前、お父さんがミカン狩りして持って帰ってきたミカンよりも断然美味しい!」と言っておりました。
父様、、、なんかごめんなさいね(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

さぁ、続いては、「鯛の浦」へ…。

 

鯛の浦に群棲する鯛は、日蓮聖人の化身として土地の人々によって700年以上の間、禁漁が守られてきました。
そのため世界有数の鯛の生息地として「国の天然記念物」に指定されています。

 

まず、小湊妙の浦遊覧船協業組合の専務理事、石渡英夫さんにお話を伺い、
その後に鯛を見物する「鯛の浦遊覧船」で神秘的な様子を見ました。

 

ここ一帯だけに鯛が生息している、ということで、本当に不思議なんですよね。
石渡さん曰く「鯛に関しては地元の方はキンメダイは食べても真鯛はまず食べない」とのこと。

 

万が一、タイを捕ってしまったら、、お墓に入らなくちゃいけなくなる、とも(笑)
本当に「鯛は神様」なんですね。日蓮聖人の化身な訳ですから。
供養もしっかりとされるんだそうです。

 

「自分たちのご先祖様からずっと受け継がれてきている。タイに関しては下手なことはできない」と。
地元の皆さん、鯛に対する思いは本当に特別なものがあるんですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

あと1年半後に、日蓮聖人の生誕800年という特別なタイミングを迎えるので、是非このタイミングに、誕生寺と鯛の浦、歴史的に切っても切れないこの2つをセットで楽しむのが良さそうです。

 

勿論、台風被害も受けたそうですが、何とか少しずつ戻りつつあるようです。
不思議なのは、海がどんなに荒れようと、遊覧船が3、4日休みになろうとも、
また船を出せば、しっかり鯛は出てきてくれるんですって。
やっぱり何かあるんですね~。

 

そして地元の皆さんの熱い鯛への思い、とても素晴らしいなぁとお話伺っていて感じました。

 

で、遊覧船で私もその鯛を!
本当にびっくりする勢いで、一気に!何十匹の鯛が船に群がってきましたよ~!!!こんな光景初めてで、、、とても貴重な経験をさせて頂きました!

 

これも地元の皆さんが大切にしているから、なんでしょうね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして旅の最後は…房総半島のちょうど真ん中あたり?袖ケ浦市にある「東京ドイツ村」へ…。

 

「東京ドイツ村」は、およそ91万坪の里山に、ドイツの田園風景を再現した自然が満喫できる花と緑のテーマパークです。

 

そしてこの季節の目玉といえば―今回で14回目を迎える「ウィンターイルミネーション」です!!

 

うん???千葉にあるのに「東京ドイツ村」???と思ったあなた!
まずは、東京ドイツ村の広報、「古神子(こかご)幸彦」さんにその疑問をぶつけちゃいました。

 

ドイツ村が出来た2001年、アクアラインが開通して東京に近くなったということと、某有名テーマパークをパクったと(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

広さは東京ドーム19個分!
そして今回で14回目を迎える「ウィンターイルミネーション」、今年のテーマはゲームセンター。

 

光の地上絵があって、ゲームの世界を模したオブジェ、フォトスポットなどがあるんです。

 

オススメの観方も聴いてみましたよ。

 

「観覧車が夜も乗れるので、そちらに乗ると、最上部に達した時に、光の地上絵が浮かんだ絵のように見えます。それは観覧車に乗らないと見えないですから是非に!また光と音のショーもおススメです。音に合わせて光が連動するショーが15分間隔で行われていて、こちらも楽しめますよ!」とのこと。

 

ドイツ村のイルミネーション、開催期間は2020年4月5日までということで、まだまだたっぷり楽しめますね。点灯時間は日没後~20時までとなっています。

 

ということで、、、お話を伺ったあと、ついにそのイルミネーションを私も間近で楽しむことに。

 

キャーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!
最近は単色のイルミネーションも多いですが、ここは色とりどり、鮮やかな色で埋め尽くされています。
そして夜空にはキラキラの星、耳からは子供たちの声、そして光の海の中に影絵のように浮かぶ人々の影。これがまた良く映えて、美しい物語を見ているかのよう。色んな人たちの思いがこのイルミネーションには詰まっているんですよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

この日、日中はポカポカだったのですが、日が沈んだら一気に冷えていてブルブルしていましたが、、、これがまた不思議なことに、イルミネーションを前にすると、心に何かが灯る感じがするんですよね。ポッと温かくなるというか、、、。
外はとても寒いんだけど、気持ちが少し暖かくなる。
イルミネーションの光にはそんな力があるなぁって改めて。。
なんでオジサンズと来てんだよ~~!!!
こういう所はさぁ、好きな人と来たかったよ~~~!!!(笑)

 

ということで、今回は「南房総って、冬でも“♪あったかいんだからあ~”」と題して、南房総の暖かいスポットを回ってきたわけなんですが、、、
確かに土地柄、この季節でも日中は暖かくポカポカだったんですよね。

 

でもそれ以上に暖かかったのは皆さんのお気持ち!
ミカン農園の野宮のお父さんのミカンへの深くて大きな愛情。
そして私たちに3袋もただでミカンを持たせてくれる暖かさ!笑

 

鯛の浦の皆さんの「鯛への特別な思い」にもグッときたし、

 

ラストのドイツ村のイルミネーションも、皆の思いが詰まった光の輝きに、
身体の内側から、心の内側から、、なんか温かくなった気がしました。

 

まだまだ千葉は復旧のさ中ですが、是非沢山の方に足を運んでもらって、
この寒い時期だからこそ、心の内側から温まる旅をしてもらいたいなと。。

 

本当に良いとこなの!南房総!
なんていっても、、、あったかいんだからあ~!気候も!人もね!