YAJIKITA旅日記~栃木なう②~
栃木の夜である。 我々は栃木市を離れ、宇都宮駅前で今夜の店を思案していた。 “栃木って言ったら餃子だろう?”と言う食いしん坊達を引き連れ、 宿を宇都宮に取った我々(取材は栃木市なんだから宿も栃木にしろとか言うの禁止。) 一日ず~っと栃木の魅力を堪能し(前回を参照)、 ようやく夜の時間の始まりなのであります。*これをYAJIタイムと言う。
ハイッ! ヤジタ~イム! …さて、栃木の夜である。 事前に井門Pは妻の力を借りて、宇都宮餃子の美味しい店を絞っていた。 大体においてYAJIタイムに入るお店は行き当たりばったりが多い。 しかしお酒が大好きな人間の集まるYAJIKITAは、 どうもそういう方向に嗅覚が働くのか“ハズれた”事がないのである。 今回もいつも通り行き当たりばったり…でも良かったのではあるが、 今度は最初からお目当ては決まっている。餃子だ。 となると専門店の多い栃木で、しっかりと事前リサーチが必要となってくる。 目星を付けた【餃子専門店】が数軒。流石は栃木、専門店だけでも相当な数。 しっかりと事前リサーチをしておいて良かったと胸を撫で下ろし、 宇都宮駅前で威風堂々とした構えの井門P。 「さて行くか!」と動こうとした時、井門Pの耳に信じられない言葉が飛び込んできた。 慶吾「やっぱよー、餃子だけぢゃなくてちゃんと中華的な物のある店が良いよな。」 っ!? スタッフ「そうだね。餃子だけだと寂しいもんなぁ。」 っっ!!? “コイツら、あの宇都宮名物:餃子像が目に入らねぇのか!? ここは餃子の街、宇都宮だぞ! お前ら全員餃子の餡にして包み焼きしてやる!” 腹の中ではそんな事を考えながらも、すぐさまプランを変更。 ここでも出来る男・井門Pの素早い仕事が発揮されたのでありました!! 一件落着。 …と言いたい所だが、慣れぬ土地でどこにいけば良いのか悩みまくる我々。 JRの駅前を行ったり来たり…。右往左往とはこの事、時間だけが残酷に過ぎていくのです。 すると普段は赤ちゃんの様な笑顔が持ち味のあの男が爆発した。 慶吾「おいおいまだかよ、井門P!(もはやジャイアン)」 そうなのだ、お腹を空かした太っちょ程、切れたナイフになるのである。 聞けば本当に尻が切れて切れ痔気味だとか。おかわいそうに。 慶吾「こちとら切れ痔がすれて、歩く度に痛いんだぞ! イテテテ…」 当事者で無いから分からないが、歩く度に何らかの罰を受けている気分なのかもしれない。 赤ちゃんの様な笑顔が売りの慶吾の顔から自慢の笑顔が消え、苦悶の表情なのであります。 これはマズい、と慌てたYAJIKITA一行。 すぐさま井門Pがネットで東武宇都宮駅の近くに美味しそうなお店を発見。 タクシーに乗ってそこに移動する事にしたのだ。 井門「(行き先を告げた後)運転手さん、ちなみにこの辺に美味しい餃子屋さんあります?」 運転手「あぁ、(目の前を指差して)あそこ。」 ………………。 全員でひとしきりしょんぼりした後に、目的地に到着。 焼餃子や水餃子は勿論のこと、ピータンも腸詰も絶品! しっかり堪能させて戴きました。 その後のホテルでのツイキャスは、聴けた方はある意味ラッキーだったでしょう。 YAJIKITA一行の夜はいつもあんな感じで盛り上がるのであります。
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餃子、でかかったなぁ~
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一夜明けて、2日目の栃木は何とも素敵な場所へ向かいました! 大人も子供もわくわくする様な名前の、その街の名前は…、 おもちゃのまち!! 何と言う夢のある響き! このワクワク感は、 『お菓子の家』か『おもちゃのまち』かって所ぢゃないでしょうか? 信じられますか? この夢の様な名前の街。嘘じゃないのです、栃木にあるのです! 場所は栃木県壬生町。住所表記もされているのが心憎い。
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この「おもちゃのまち」とは、東武鉄道宇都宮線の実際の駅名にもあります。 ワクワクしながら我々はその場所へ向かったのですが、 駅前の小ちゃなロータリーはいかにも住宅街に密接した駅といった印象。 喫茶・軽食の店も2店舗ほどで、駅前もコンパクトなものです。 確かに駅舎の看板には平仮名で『おもちゃのまち』と書かれてある。 でもそれが平仮名って所も、こう言っちゃ何だけど嘘っぽい(苦笑) おもちゃっぽさと言えば、駅前にかわいらしいSLが展示保存されているぐらいだろうか?
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地図の住所表記にも"おもちゃのまち"と!
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おもちゃのまち交差点、発見! | 本屋さんも"おもちゃのまち店" |
おもちゃのまち歩道橋 | "おもちゃのまち1丁目1番地"を見付けた! |
ふむむむ…と首を傾げていると、すぐ脇にこの一帯の地域を示す住居表示板がある。 それを確かめてみると…やはり『おもちゃのまち1丁目』と書いてある! と言う事は、例えばここで暮らす方々は何かの機会に住所を書く時、 記入欄に『おもちゃのまち○丁目』と書くわけか! ちょっと楽しそう。 うーん、でも謎がますます深まるぞ…。 こうして未知なる“まち”の謎を探るべく、我々は駅前を出発したのでありました! *ちなみにYAJIKITAの鉄っちゃん久保氏は、改札前まで行って記念に切符を購入。 『スタジオの美香さん用に必要だから…』とモジモジしていましたが、 あれ間違いなく【おもちゃのまち駅発⇒自分行き】です。 さて駅前を出発した我々。 依然として町並みにメルヘンさを感じられないままです。 これは最早、我々の側に問題があるのではなかろうか? 都会の人ごみと旅日記の〆切りに追われ、大切な物を無くした結果なのではないだろうか? そんな考えが頭をよぎり始めた時、とある看板が目に飛び込んできました。 壬生町おもちゃ博物館 子供の頃、おもちゃの国やおもちゃの街を誰もが想像したでしょう。 そんなおもちゃ達が何と『博物館』になってるって言うんだもの。 この街の名前の不思議と併せて、訪ねずにはいられません! ここは駐車場も合わせると49ヘクタールもある公園の一角。 博物館自体は何となく西洋のお城みたいな作りで、 いきなり懐かしのゾイド(子供なら中に入れる位の大きさ!!)が迎えてくれます! 入り口にはマスコットキャラの壬雷(みらい)ちゃん。
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ひとしきり井門Pは博物館前の団体写真用の台に乗りはしゃぎます。 やはり【おもちゃ博物館】の名前にテンションがだだ上がりなのだ! この博物館で、まず街の謎を解いてくれそうな方にお話を伺う事が出来ました。 壬生町おもちゃ博物館の森長隆人さんです。 森長さんは優しく、僕らに“おもちゃのまち”の歴史を話してくださいました。 一番気になるのは、ここが「おもちゃのまち」になった理由です。 戦後、おもちゃ工場は東京都墨田区に数多くありました。 ところが日本の玩具技術の向上により、生産需要がどんどん高まり、 設備の拡大を余儀なくされていったのです。要は工場を拡大しよう、と。 ただ下町とは言え、首都東京の地価は物凄い勢いで高騰を続けていきます。 とてもぢゃないけど、この街で大きな工場を建てるなんて無理! そこで当時の東京玩具組合長・富山栄市郎氏(トミー創業者)は、 「工場設備建設をどこか他で出来ないか?」そんな事を模索していくんです。 最初に白羽の矢が立ったのは、現在の千葉県流山市。 ところが、土地の値段が上げられたり地元住民の反対があったりで計画は頓挫します。 そこで名前が出て来たのが、ここ栃木県壬生町でした。 もともとこの土地には第2次世界大戦の軍の飛行場があった場所。 広大な敷地の確保は容易く出来る、と言うわけです。 なおかつ敷地一帯の土地を所有していた東武鉄道が、誘致にかなり力を入れてきた。 結果、組合は壬生町へ輸出玩具工場団地誘致を正式に決定した、と言うわけなのです。 最初に東京からやってきたのは11の企業。 森長さん曰く、当時の壬生町は閑散として本当に何も無かったそうです。 東京・下町の賑わいからここに来るには相当な覚悟が必要だった。 ですが工場の操業が始まると、必然的に人の生活も始まる。 街に血が流れ始めると何が起こるか? インフラがどんどん整備されていくんです。 下水道も出来る、電気などの整備も進む、人が集まれば盛り場も出来る、 団地だったので横の繋がりも強くなり労働組合も出来る、 そして工場で働く従業員の為に、最寄りの場所に『おもちゃのまち駅』が誕生と。 何故に駅名がひらがな表記だったと思いますか? ここで働く人たちは、ほぼ何かしらおもちゃに携わる人たちだった。 東京からここに移り住む決心をしたのも、 子供達に少しでも質の高いおもちゃで遊んで貰う、という志があった。 だからこそ、彼らはこう思ったんです…。 「ここを、夢のある場所にしたい。」 この街の名前は、地域住民や工場で働く人たちの願いの結晶なんですね。 何だか森長さんの話を聴きながら泣きそうになってしまいました(苦笑) その後1977年、おもちゃのまち駅にちなんで住居表記もなされ、 駅前の地図にもあった様に「おもちゃのまち」は正式な地名になったんです。 かく言う森長さんも、当時工場で働いていた当事者。 「おもちゃのまち」って名前には特別な思い入れがあるらしく、 本籍も「おもちゃのまち」にして免許証を人に見せて自慢する事もあるとか(笑) 井門「森長さん、おもちゃの魅力って何ですか?」 森長「何だろうなぁ、おもちゃの魅力ってのは…。」 森長さんの目は、キラキラと輝いています。 森長「おもちゃに1度携わった人間ってね、 なかなかおもちゃから抜け出せないんですよ(苦笑)」 森長さんの話を聴いて、僕は一気にこの街が好きになりました。 そしてこの博物館を隅々まで見学したい! とも思ったんです。 だってこの博物館、おもちゃの収蔵数およそ5万点ですよ!! 森長さんに続いて僕らを案内してくださったのは、星卓歩(ほし・たくほ)さん。 星さんも、森長さんに負けず劣らず身体全体が優しさで溢れている。 今まで笑顔は慶吾が1番かと思っていましたが、この日を境に星さんが1番になりました! おもちゃ博物館は細かく内部を分けていくと、20以上もの展示スペースがあります。 エントランスに入ってまず驚かされたのは、巨大なモニュメント。 しかもどこかで観た事があるなぁ…。 そう! 何と映画【ヤッターマン】で実際に使用されたメカ【ヤッターワン】なのです! 正真正銘映画で使用されたセットが、巡り合わせでここに来た。 玄関入っていきなり【ヤッターワン】とは、こりゃ豪華な番犬だこと(笑) 期待に胸を膨らませながら右奥を進むと、そこは【森の散歩道】。 森をイメージした飾り台が廊下の壁一面に作られ、可愛いぬいぐるみ達が癒してくれます。 左手は中庭になっていて、夏場は水を溜めてプールにして遊ぶのだとか。 中庭の壁一枚隔てた先のスペースはおもちゃと実際に触れて遊ぶ事が出来る、 【おもちゃと遊びの部屋】。とは言え、巨大なプラレールセットがあったりで侮れない。
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奥へ奥へと進んでいくと、大きな円形状の吹き抜けの部屋に出て来た。 四方の壁にはトリックアートの様な【仕掛け絵】が並んでいて、不思議だらけ。 真ん中にはSFやミステリーの部屋という、こちらも仕掛けだらけの場所。 YAJIKITA一行も星さんにお話を伺いながら、一つ一つ体験するのだが、 その度に平均年齢30代半ばのチームYAJIKITAから歓声が上がる。 絶妙な角度で向き合った【もしもしパラボラ】は、何と声を飛ばしあう事という代物。 少し離れた2台のパラボラアンテナの下で、星さんと交信する井門。 この瞬間、ボクは星と交信しているのだ…。(上手…くない)
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…さて、吹き抜けの2階部分へ上がりましょう! 井門「星さん、2階は何て言うゾーンなんですか?」 星「はい、“おもちゃと遊びのミュージアム”です。」 ついに博物館の真骨頂に突入するのであります。 ここは四方にそれぞれ区切られた空間があり、おもちゃの歴史を丁寧な分類で教えてくれます。 ここがもう涙モノ。子供づれでいらっしゃるとお父さんの動きがここで止まるとか。 それもそうでしょう、懐かしのおもちゃ達が展示されているんです。 遊びましたね、チョロQ。遊びましたね、超合金。遊びましたね、ラジコン。 女の子達、遊びましたね、シルバニアファミリー。遊びましたね、ママレンジ。 どれもこれもお宝ばかりですが、日本のおもちゃだけではなく、外国の物もあるのです。 どの国も、それぞれの特色が出ていて面白い。 おもちゃは世界共通、子供達のための物なのです!
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おや? いま僕は確かに【おもちゃは世界共通、子供達のための物なのです!】と言ったはず。 なのに俄然ヤル気を出しているおっさんが一人いるなぁ。 うん? 久保氏、僕らを連れて一体どこに進んでいるんですか? 星さんも何やら久保氏の気魄に押されて、博物館の新しい方へ新しい方へ向かっていきます。 久保氏に連れられてやって来たのは、2005年に誕生したというスペース。 その名も… 鉄道模型の部屋!! キタ━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━ !!!!!
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学校教室ゆうに2つ分はあるだろうか? その中いっぱいに広がったジオラマがドーンと迎えてくれる。 しかもこれ、ただのジオラマでは無いのですよ皆さん! 公式ホームページに書かれている紹介分を御紹介しましょう。 (以下公式HPから抜粋) 「Nゲージ(実物の約150分の1)のジオラマは、日光東照宮や法隆寺、ノートルダム寺院 など18の世界遺産の建築物が配置されています。路線数は6本で、貸出しているのは4本です。ジオラマのサイズは約25㎡です。」 「HOゲージ(実物の約80分の1)のジオラマは、全面が見渡せるように操作席を 床面より高い場所に設置しています。運転の臨場感を味わえるサウンドつきの コントローラーも用意してあります。ジオラマのサイズは約37㎡です。」 キタ━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━ !!!!! 久保氏はここ限定のNゲージを購入しようと躍起になっている。 いやいや、取材に来たんだから(笑)でも本当に迫力のジオラマですよ。 星さん曰くこのジオラマも地元の鉄道模型の会の方々が作ってくれているそうで、 きっとこれだけ大きな場所に作る満足感も相当な物があるのではないでしょうか? 取材に来たこの日も、子供達が夢中でジオラマを眺めていたし、 ここはしかも眺めるだけぢゃないんですね。 それぞれのジオラマの中で車両を走らせる事が出来るってんですよ。 HOゲージを一段高い運転スペースから、サウンドコントローラーを使って。 ドアの開閉やら出発到着のアナウンス、鉄橋を走る音とトンネルをくぐる音の違い、 警笛も9種類だし、なんと車載カメラからの景色をモニター4台で観る事が出来る。 何かね、サウンドコントローラーっての? 12万円位するそうよ…。 しかも流石は【おもちゃ博物館】さんです、 照明を変えて朝・昼・夕方・夜と、雰囲気を演出する事も出来る。 これは鉄道模型マニアにはたまらない場所でしょうねー!! 勿論、ここで車両を走らせるにはお金がかかります。詳しくは公式HPを!
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森長さん、星さん、ありがとうございました!
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星さん、最後まで笑顔を絶やす事なく僕らを案内してくださいました。 “子供の笑顔を見ていると、こちらも元気が出ます” そう仰る星さんの顔の、何と輝いていることか。 心も身体も童心に返りに、ぜひ皆さんも『壬生町おもちゃ博物館』さんへ! さて、おもちゃ博物館を後にした我々一行。 ほらね、本編では使われなかったけどさ、僕はあれだぞ、 童心に帰る為に昼にアレを食べたんだぞ。お子様ランチ。 レストラン「ピッピ」さんで、食べたのに音声で使わないんだもの。 なので、せめて旅日記では写真をどうぞ!
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しかしこのおもちゃ博物館も隣接する【わんぱく公園】は広大だ! 敷地で言うと、およそ東京ドーム10個分はあると言うのだが…。 管理事務所の川越真奈さんは笑顔で、 それでも公園の名前の通り子供達がわんぱくに遊んでいる姿を見るのは楽しい、と言う。 この公園は栃木の中でも最も新しい都市型公園、と言う事で中にも施設は沢山だ。
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"ふしぎの船"は建物自体がトリックアートに!
| 慶吾と久保が大きくなったり小さくなったり… 中からじゃわからんね~
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生首井門! どうなってるのか分かるかなぁ? | |
科学の原理と人間の生理を利用した様々な“ふしぎ”を見せてくれる、 【ふしぎの船】では、トリックアート等の8つの不思議を体験できる。 我々もトリックアートをラジオで伝える、と言う暴挙に出たが、やはり伝わらず(笑) いや、慶吾と久保氏が大きくなったり小さくなったりしたのですよ! んで、僕も入って大きくなったり小さくなったりしたのですよ! まぁ…伝わらないので、皆さん実際に遊んで体感してみて下さい(苦笑)
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【ぱなぱなのまち】では久しぶりに駄菓子を買って童心にかえった。 久保氏から100円渡されて、色んな駄菓子を物色。 何せ様々な駄菓子が目にも楽しく、選んでいると夢中になってしまう。 フーセンガム、よっちゃんイカ、BIGカツ、ラムネ、すもも…etc. 一つの値段は10円程度、普段セレブな生活をしている井門(嘘)かなり楽しい! 悩みに悩んで店員さんに渡した駄菓子の数々…、さていくらですか!? 店員「はい、103円です。」 ………(´・ω・`)ショボーン……… 何だか子供の頃にお使いで失敗した事を思い出しました(苦笑) さてここ【わんぱく公園】の入口ゲートには、 森の守り主という大木の妖精(?)モニュメントが鎮座している。 入場者は大きく口を開けた様な半円状のゲートをくぐり入場する形だ。 そしてこのゲート、センサーで人を感知すると音声が流れる仕組みになっている。 『よく来たねぇ! 僕はわんぱく公園の、森の守り主なんだよぅ。』 音声に合わせてゲートの上に取り付けられた目がパチパチと動く仕組みだ。 何ともよく出来てる。そしてここがポイントなのだが、 流れてくる森の守り主の声が、井門Pに似ていなくもないのだ。いや、似ている。 流れてくる音声を聴いていた井門P、ここで喋り手の“出たがり精神”が出てしまう。 井門「(守り主の声真似で)僕は、わんぱく公園の森の守り主なんだよぅ。」 スタッフ「わははは(爆笑)似てる!」 スタッフの爆笑に気を良くした井門P。 2回、3回と守り主ボイスを真似していたのだが、何度目かの真似の時、それは訪れた。 井門「(守り主の声真似で)僕はわんぱく公園の、森の守り主なんだよぅ。」 「(女児達の驚愕の声)…えっ!! え~っ!?」 無邪気な井門Pのすぐ後ろに、驚きの表情で手を口にかざした女児が2人…。 すかさず気付く佐々木氏。 佐々木「この声はね、このおじさんがやっているんだよ。」 女児「本当?そうなの!?」 何とも信じられないと言う表情の女児達。 それでも何だか似ていると言われている様で井門Pも悪い気はしない。 スタッフも爆笑しているせいか、かなり気を良くしている。 悪ノリした井門は女児達に向けてにこやかに言った。 井門「(守り主の声真似で)ははは。そうだよぅ! 僕が守り主だよぅ。」 女児達「うわ、気持ち悪い…。」 スタッフ大爆笑。 さっきまで総天然色だった僕の景色は、すっかりと灰色になってしまった…。
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森の守り主の前で川越さんと一緒に! この直後に上記の悲劇が!
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気付けばいつもの通り、いやいつも以上に笑いに溢れたYAJIKITA一行。 これも【おもちゃのまち】マジックなのか? 我々は最後の魔法をかけられに、とある凄いミュージアムへと向かいました。 この場所も“おもちゃマニア”にはたまらない場所と言えるかもしれません。 車で移動していると、突然現れた全面ガラス張りの巨大な建物! そして入り口には仮面ライダー1号、赤レンジャー、アバレッドの銅像! しかもガラス張りの建物の中には、巨大なガンダムの上半身がどーん! 恐る恐る中に入ると、吹き抜けの巨大なエントランスには、 なんと5.6m原寸大ガンダムの上半身がいらっしゃいました! フロア責任者の福田香保里さんも、お話を伺う前から驚く我々に「どや顔」をしている。 福田さんにご案内されながら、我々はDEEPなおもちゃの世界へと足を踏み入れた。
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2007年から営業を開始したこちらのミュージアム、 実は今年の4月にリニューアルを果たし更にパワーアップしたのであります。 館内にある様々なエリアは次の通りでございまして。 ◆ジャパントイミュージアム ◆ワールドトイミュージアム ◆エジソンミュージアム ◆ホビーミュージアム ◆合体ロボエリア ◆企画展エリア
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エジソンの発明の功績も展示されていた |
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もうね、そのおもちゃの収蔵数も凄いですけど、 合体ロボエリアなんてのは昔の戦隊物の映像が流れる中、 超合金の戦隊ヒーロー玩具がシリーズで並んでいるわけですよ! 勿論ロボも歴史と共に! ゴレンジャー⇒ジャッカー電撃隊⇒バトルフィーバーJ… それに伴い雛段に整然と、そして勇壮に並べられた各ロボットの超合金達!! また奥に行けば、100年前にイギリスで作られたと言う炭鉱のジオラマ! 全ては語り尽くせないですが、ホビーミュージアムがまた凄い! 公式HPから抜粋しますと以下の通りでございます!
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ZAKUの夢
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「バンダイミュージアムの目玉の一つでもある ガンダム生みの親、富野由悠季監督による最新作の立体作品『ZAKUの夢』 富野監督の初の立体作品『From First』をリニューアルアップした作品で、 ザクが主人公となった、新しいガンダム・ワールドの光景が創り出されています。 」
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【ZAKUの夢】と同じ部屋には歴代のガンダムフィギュアが無数に! 更に1/144のホワイトベース!! ムキャーーーーー!!! 興奮し過ぎました…すみません。 ただ、あまりの凄さにガンダムマニアのとあるD(殿)に画像を添付して送ると、 普段はすぐ来ない返信もすぐさま受信。尋常では無い羨ましがり方をしていました。 こちらのミュージアム、年間3万人程度の来場者があると言いますが、納得!
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福田さん、ありがとうございました!
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【おもちゃのまち】。 街の名前には、この街を作った人々の夢が詰まっていました。 40年前に植えられた“夢の種”はこの地にしっかりと根付き、 大きな大きな【おもちゃの木】になって、子供達に夢を与え続けています。 “童心に返る”とは“子供に戻った様になる事”の他に、 “子供の頃の様に、純粋に物事と向き合える事”という意味もある様な気がしてなりません。 まさしく童心に返った今回の旅、少しだけ純粋な気持ちを取り戻せました。 【おもちゃのまち】。 機会があったら是非みなさんも足を運んでみて下さい。 耳を澄ますと街の至る所から、きっと子供達の歓声が聞こえてくるはずです。
≪オフショット・1≫ 壬生町おもちゃ博物館のリカチャンの部屋で、気持ち悪い笑顔の井門。
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≪オフショット・2≫ バンダイミュージアムのヒーロー銅像の前で同じポーズをとる、弱そうなYAJIKITA3人衆。
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