桜田門外の変をオープンセットで学ぶ…。|中田美香

2010-11-27


さて、問題です。

「ココはどこでしょう!?」

 











「あ、わかった。東京の桜田門でしょ~」と答えた方!!!
ブブー!

 

答えは…
「茨城県の千波湖畔にある、映画『桜田門外ノ変』オープンロケセット内で~す」♪

 

と、クイズにしたくなるぐらいにこのオープンロケセットの桜田門が超リアルだったのです。

 

まず、門のサイズが本物に忠実に再現されているのはもちろん、石壁も本物同様に大小さまざまな石を使用、さらには襲撃当日のお天気が雪だったため、寒水石という茨城県に存在する大理石のような石を砕いて、周辺にわざわざ敷き詰めたそうです。
すごい!

 

桜田門周辺には、お堀や大名屋敷なども作られ、一気に“幕末”にタ~イム・トリップ!
これだけ大掛かりなオープンロケセットはほかにはないかもしれないと思わせるほど、スケールはとてつもなくビッグです。

 

館内を案内して下さったのは先週に引き続き、映画『桜田門外ノ変』映画化支援の会の谷田部智章さんです。

 

お話をお伺いしていると、映画『桜田門外ノ変』への熱い思いがひしひしと伝わってきます。
また、生まれ育った茨城県に強い誇りを持ち、歴史を通してその魅力を常に探り続けていらっしゃいます。
その好奇心&探究心には脱帽!

 

そもそも、この映画『桜田門外ノ変』は茨城県の皆さんが企画したものなんです。
県のバックアップを受けて支援の会が発足し、巨大なロケセットを建設。
映画撮影の際には、多くの県民の方がボランティアとして参加しました。

 

撮影の合間には、ボランティアの方が“地のもの”を使って美味なる温かいものを調理し、俳優陣にふるまったりと、素敵な交流のひとときもあったそうです。
皆でチカラをあわせて映画を造り上げていくという過程を想像すると、気持ちがワクワク高ぶります。

 

ちなみに、このオープンロケセットの公開期間は、来年3月31日まで!

 

お見逃しなく。

 













続いては、オープンロケセットを飛び出し、水戸市内から車で1時間30分ほど走った先にある、茨城県の名所のひとつ、袋田の滝へ向かいました。

 

こちらは、映画のワンシーンにも堂々と登場しているんです。
「那智の滝」、「華厳の滝」、そして「袋田の滝」と日本三名瀑に数えられるこの滝は、四段に落下するということと、春夏秋冬全ての季節に一度ずつ訪れてみなければ本当の良さはわからないということから、別名「四度の滝」とも呼ばれています。
春の新緑や、夏の清涼感、それから冬の氷漠など、それぞれの表情を見てみたい!

 

そして、狭いトンネルをトコトコと歩いていくと、そこには観漠台が設けられ、間近に迫る滝を体感でき、さらにエレベーターに乗ると、四段に流れ落ちる滝の全体像を見渡すこともできます。

 

ワタクシ、ヒーリング効果抜群のコチラの場所でマイナスイオンをたっぷりと体内に注入してまいりました。

































最後の締めくくりは「水戸名物」であり、「美香好物」の「納豆」!!!
100年以上の歴史を誇る『水戸天狗納豆』の老舗である株式会社笹沼五郎商店にお邪魔しました。

 

地元の小学生が社会見学をするなかに混じっての(笑)、ワタクシ史上初の納豆工場見学!
茹でた納豆に納豆菌をふりかけ、温度を調節して発酵させるという一連の過程を拝見し、びっくり&カンドー。

 

さらには、笹沼社長自ら、笹沼五郎商店お薦めの納豆をマゼマゼして下さり、試食までさせていただきました。ワオ。

 

もうなんといっても、歯ごたえが違う!
香りも、あの納豆特有の臭みがない!
そしてなんといっても“味わい深い”の一言に尽きる!

 

スタッフ一同、なりふり構わず、気がついたらオトナ買いしてました(笑)。

 

水戸の烈士たちも「水戸納豆」を食べていたのかな~…
と、幕末に思いを馳せながら、水戸の名産を心行くまで堪能。
























初めての水戸探訪…。
今回の旅を通じて、教科書には決して載っていない深い歴史に触れ、水戸の美味なるグルメを堪能し、自然のエネルギーや人々の優しさやぬくもりに触れることができました。

 

とても素敵な旅をありがとう。

 

ああ、また「納豆」食べたいっ!!!