キャロル・キング “つづれおり”特集!

2011-03-27


carole

『キャロル・キング“つづれおり” 特集』。


M
SO FAR AWAY   /  CAROLE KING  

1曲目にお送りしたのは、1971年のそのアルバムから、
SO FAR AWAYです。
遠い彼方に行ってしまった大切な人のコトを歌った歌です。

アコースティック・ギターは、あのJAMES TAYLOR
シンガーソングライターブームを共に牽引したミュージシャン仲間で、
キャロル・キングの”YOU'VE GOT A FRIEND”の
カバーで全米を制した、あのJAMES TAYLORです。

でも、MIXおかしいです。
JAMES TAYLORのギターの音、ほとんど聞こえませんね。
まぁ、それぐらいキャロル・キングの歌とピアノの存在感が
強すぎますよね。

M
IT’S TOO LATE  /  CAROLE KING 
MSMACKWATER JACK   /  CAROLE KING 

さて、次にお送りしたのは、アルバムから“IT
S TOO LATE”、
そして“SMACKWATER JACK”でした。

1970
年代当時、キャロル・キングは五輪真弓さんの
レコーディングをサポートしていて、
五輪さんも“ITS TOO LATE”なんかをカバーしていましたね。
当時、五輪さんは『和製キャロル・キング』なんて
言われていたそうですが・・・。
そこからキャロル・キングのファンになった、
という人も多いんじゃないでしょうか?


さて、キャロル・キング。
言わずと知れたアメリカの名作曲家です。
1960年ごろから、旦那のゲリー・ゴフィンと共に作曲家として
名曲を連発。
“ロコモーション”や、“Will you love me tomorrow”
UP ON THE ROOF”など、
スーパーヒット曲を、
アメリカとイギリスのいろんな歌い手たちのために
大量生産していました。

ところがどっこい、

イギリスからビートルズがやってきて、時代は一変します。
“イギリス産のビートバンドのブーム”、
そして“バンドの曲はバンド自身で書いてナンボ”、
という音楽界の流れに勝てず、彼女たち作曲家の仕事は
激減していきます。
仕事のパートナーでもある旦那様とも離婚。

キャロルは、母子家庭を養っていくため、
岐路に立たされます。

そんな1960年代後半、
“じゃぁ、自分で歌ってやるよ!”
ということで、ソロアーティストとしての活動を本格化させます。

1970
年には、ソロ・ファーストアルバム『ライター』をリリース。
同年には、あのJAMES TAYLORの“Sweet Baby James”が
大ヒットして、
ちょうど、“シンガーソングライター”ブームが
訪れたことも彼女を後押ししたんでしょう。

また、ちょうど当時アメリカで広まりはじめたFMラジオの
新規のステーションが
彼らをプッシュしたことも手伝ったのかな?

翌年リリースされたこのアルバム『つづれおり』は、
その楽曲の素晴らしさで、ロック史に残る歴史的な大ヒットを記録。

キャロル・キングの名前は、世界中に轟きます。

M
TAPESTRY   /  CAROLE KING   
MA NATURAL WOMAN   /  CAROLE KING   

次にお送りしたのは、アルバムタイトルトラックの“つづれおり”、
そして、アレサ・フランクリンのバージョンでおなじみの
“ナチュラル・ウーマン”でした。

アレサのこれでもか!!!女の私を抱いて!!私を愛して!!!
と迫りくるバージョンも見事ですが、
キャロル・キングの儚げなバージョンも素敵ですよね。

ほぼ、ピアノの弾き語り、というのも、
より楽曲の素晴らしさが染み渡ってきて素晴らしいです。

さてさて、さっきの話の続きですが、
皆さんもご存じの通り、このアルバム“つづれおり”は、
アメリカでは15週連続1位、6年近くチャートイン!
グラミー賞も4部門受賞、という輝かしい成功を収めることになります。

これまでに売れた枚数は2400万枚を超えて、
“つづれおり”は、名作というより、現象ともいえるほど、
多くの人々の人生を変えました。

はっきり言って、ここで僕が紹介するのも気恥ずかしいほどの
名盤なんですが、
今日、ご紹介したのは、
次の曲をお送りしたかったかたに他なりません。

JAMES TAYTOR
バージョンでは全米1位に輝いた名曲中の名曲。

そして、イマ、日本復興の為のテーマにも掲げられるような、
素晴らしいメッセージの詰まった曲です。

M
You’ve got a friend   /  CAROLE KING