AEROSMITH “ROCKS”特集!

2011-07-10


rocks

『まさにROCKの教科書。
  AEROSMITH!“ROCKS!” 特集』。

M.     LICK AND A PROMISE   /  AEROSMITH 
 

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    BACK IN THE SADDLE    /  AEROSMITH   

さて、お送りしたのは、1976年のそのアルバムの
オープニングを飾るナンバー
BACK IN THE SADDLE”です。

LIVE
のオープニングにも使われる名曲!
とにかくへヴィーです。トム・ハミルトンの6弦ベースから飛び出す
とんでもない重低音と、スティーブンのシャウト。
もーー、異様なテンションで、とにかく痺れますよね!!

あのJON BON JOVIが、
『いつも、AEROSMITHの半分くらいはカッコよくなりたい!
 と願ってた』
という名言を残した程、とにかく、
とにかくカッコいいです。
まぁ、LIVEで聞くとこの100倍は格好いいですが。

さてさて、AEROSMITH
アメリカのボストンを代表するバンド、というより
アメリカNO.1R&Rバンドです。

始まりは、ギターのジョー・ペリーと、ベースのトム・ハミルトンの
組んでいた
THE JAM BANDというバンドでした。
ヤードバーズとかストーンズ、フリートウッド・マックなんかの
ブリティッシュロックが大好きだった彼らは、
コピーに明け暮れながら最高のボーカリストを探していました。

そこに現れたのが、既にプロデビューしていたドラマーで、
ボーカルも兼任していた
スティーブン・タイラー。
演奏はハチャメチャだったのに、とにかくアグレッシブで
魅力的だった2人に一気に惚れ込んだスティーブンは、
彼らを誘って新たなバンド結成を
目論見ます。

ただ、この3人だと演奏がとにかくハチャメチャだったから、なのか?

スティーブンはドラムを諦めて、専任の凄腕ドラマーと
ギタリストを迎え入れることに
しました。

ドラム:ジョーイ・クレイマー
ギター:ブラッド・ウィットフォード

ですね。2人とも、超名門バークリー音楽院で基礎からバッチリ
学んだエリートです。実は。

遂に、現在のメンバー編成となった新バンドは、
ジョーイの妄想バンドの名前:
エアロスミス(空気職人という意味の造語)という
名前を与えられて、一気に飛び立ちます!

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RATS IN THE CELLAR   /  AEROSMITH  

次にお送りしたのは、1976年のそのアルバムから、
彼らの代名詞的なタイトル!
RATS IN THE CELLAR:地下室のドブネズミ”でした。

さて、さっきの話の続きです。

エアロスミスを結成した5人は、ボストンで共同生活を開始!
高校とか、パーティーとかで演奏しながら、普段はパン屋さんとか、
清掃員なんかを
やっていた下積み時代ですが、
すぐに彼らの噂はボストンに響き渡ります。

そして、LIVEハウスの支配人のコネでマネージメントと契約。
その後、メジャーレーベル:コロンビアレコードの大物:
クライヴ・ディヴィスとも
出会って、レコード契約。

もーー、とんとん拍子に1973年にデビューすることになります。

でもでも、ここからが辛かった!
ボストン以外のLIVEには客が入らない!アルバムは売れない!
評論家たちのコメントは『ただのチープなストーンズのコピーじゃん!』っていうもの。

名曲『Dream on』、『MAMA KIN』が入っているにも関わらず、
経験不足なのか、バンドサウンドが酷すぎてなかなか評価が
上がりませんでした。。。

でも、曲はいいですから、
デビューアルバムの1曲『Dream On』はラジオから火がついて
ちょっとだけヒット。
でも続く、セカンドアルバムもなかなか売れませんでした。。。

ただ、LIVEの魅力は口コミで広がります。
MOTT THE HOOPLEとか、DEEP PURPLE
BLACK SABBATHなんかの
大物の前座も功を奏したんでしょう。
徐々にロックファンの心をつかんでいきます。

そして起死回生の一発。です。
1975年の決定的なヒット作『TOYS IN THE ATTIC
で彼らの人生が決まります。

SWEET EMOTION”、“WALK THIS WAY”、
TOYS IN THE ATTIC”という
凄まじい名曲が入ったそのアルバムは、サウンドも極端に向上!
本当のエアロのLIVEの魅力が詰まったアルバムで、
一気にアメリカの大人気新人バンド
となりました。

そんな追い風の中でリリースされたのが、
今日特集しているROCKSなんですよね。
多くのファンが待ち望んでいた新作は、イニシャル・・・
つまり初回出荷枚数だけでゴールドディスクを獲得するほどの、
大ヒット作品となりました。

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LAST CHILD   /  AEROSMITH  

さてさて、このアルバム『ROCKS』。

そのタイトルと、そしてブラック基調のシンプルなジャケットが
あらわす通り、
とんでもなく男らしくて、
骨太なR&Rアルバムとなりました。
レコードの針飛びでクレームの対象となりやすい、
6弦ベースの重低音も
構わずブッコんで、いやはや、
三十数分の凄まじいROCKを9曲!
これでもか!と揃えています。

このアルバムの大ヒットで、エアロスミスは過去のアルバムまで
大ヒット。
デビューアルバムの名曲『Dream on』までシングルで6位になるなど、
もーーー、エアロのものなら何でも売れる!
っていうすんごい状況になりました。

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 COMBINATION  /  AEROSMITH 

さてさて、このアルバムを引っ提げてエアロスミスは
初の来日公演も行っています!!
1977年の1月、2月のことです。

何と、LIVEの初日は今はなき『群馬県スポーツセンター』。
今でも群馬の音楽ファンの中では伝説として語り継がれている
らしいですが、
まぁ、情報も少ない当時。
LIVEを見せることが最大のプロモーションだったのでしょう。

クイーン、KISSCHEAP TRICKなんかの影に隠れて、
日本ではイマイチ地味な存在
だったエアロスミスは、
一気に日本のファンを獲得。
日本でも大人気バンドとなりました。

だからこそ、ROCKSは日本のファンでもNO.1に挙げる人多数。
本当に印象的な名盤になっています。

全9曲で35分足らず。

今の一般的なCDアルバムの半分くらいの容量ですが、
そこには本物の骨太アメリカンROCKが詰まっています。

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