THE DOOBIE BROTHERS “The Captain and me”特集!

2011-09-11


the doobie brothers

『祝デビュー40年!!
 THE DOOBIE BROTHERS
 “The  Captain and me” 特集』。

イーグルスと並んで、1970年代を代表するアメリカンロック、
ウェストコーストロックの人気バンド:ドゥービー・ブラザーズ。
そんな彼らの初期の名盤といえば、この大名曲を収録した
1973年の
【キャンプテン・アンド・ミー】。
充実の楽曲群と、演奏・コーラス。見事です。

M.    CHINA GROVE   
 /  THE DOOBIE BROTHERS 
 

1曲目にお送りしたのは、1973年の
THE DOOBIE BROTHERSのアルバム
The Captain and me
から、“China Grove”。

本当にシンプルな構成。でもかっこよすぎ!素晴らしいリフ。
コーラス。トム・ジョンストン期のドゥービーの代表曲。
そして、70年代のアメリカンロックの代表曲ですね。

M.   Natural Thing   /  THE DOOBIE BROTHERS  
 

アルバムの1曲目:Natural Thing。
素晴らしいコーラス。そして、軽―いバッキングギター。
まさにウェストコーストサウンド!ですよね!
そしてソロはツインリード!

安っぽいアナログ・シンセが時代を感じさせます。

さて、ドゥービー・ブラザーズ。
その歴史は、1969年にアメリカ・カリフォルニアでスタートします。

最高にホットなCCRみたいだった”、
というトム・ジョンストン:GTR&VOが率いるフォークロックの
バンドを
マネージャーのブルース・コーンが発掘。
名前をドゥービーブラザーズとします。
そこに、パット・シモンズという名ギタリスト、
ボーカリストが加入することで
バンドの基礎が完成するんですね。

そこにバンドの頭脳として名プロデューサー:テッド・テンプルマンが
加わって、
ついに1971年。デビューアルバム
THE DOOBIE BROTHERS」が
リリースされます。

ただ・・・泣かず飛ばず。

テコ入れとして、バンドにもう一人のドラムを加えて、
新たに5人組としてスタートします。

<でも、普通、バンドのテコ入れって、ヴォーカルとかギターを
入れますよね。
ドラムが2人いたってしょうがないじゃん!っと思いますが、
彼らはリズムを強化するためにドラムをもう一人入れた、っと。
本当に面白いですよね(笑)。
そして、左右のチャンネルで別のドラムがハッキリ聞こえますが、
そのグルーヴが完全にシンクロしているのが見事。最高ですね。>

そんな中、楽曲のクオリティも、パワーも、アレンジも、
そしてリズムも
数段強化された1972年のアルバム
「トゥールーズ・ストリート」が大ヒット。
Listen to the music” “希望の炎”なんかがシングルヒットして、
いちやく人気バンドとなります。

そんな勢いの中、翌年にはアルバム「The Captain and me」を
リリース。
ロック史に残るこんな名曲がビッグヒットしました。

M
Long Train Runnin’  
  /  THE DOOBIE BROTHERS
 

A
メロとBメロしかない、本当にシンプルな曲ですが、
本当に一回聴くとアタマから離れない、中毒性のある曲ですよね。
サビなんてないのに・・・。

エレキギターを買った人は、必ず1度は弾くんじゃないでしょうか?
バナナラマを始め、いろんなアーティストがカバーしたりしてます!!

さっきも言った通り、1972年のアルバム
【トゥールーズ・ストリート】で
アメリカで一気に人気バンド
となったドゥービーですが、
ここ日本では、
まさにこのアルバム【The Captain and me】の
“Long Train Runnin'”から、その人気に火がついたみたいですね。

ラジオだけでなく、ディスコなんかでも流れまくって、
みんなこんな曲で踊ってたみたいです。
だから、ドゥービーはファンクのバンドだと思っていた人も
いたらしいですよ。

M.    Without You  /  THE DOOBIE BROTHERS  
 

次にお送りしたのは、1973年のそのアルバムから
WITHOUT YOU”でした。

WITHOUT YOU
って言うから、悲しいバラードかと思いきや、
ハードなロックナンバー!

ちなみに、このナンバーはメンバー全員の共作、
というクレジットなので、
恐らくジャムりながら
できた曲なんでしょうね。
その他、アルバムの半分以上はボーカル&ギターで
初期ドゥービーの象徴:
トム・ジョンストンの作品。
あとは、ギター&ボーカルのパット・シモンズや、
外部ライターの作品になっています。

まぁ、とにかく初期のドゥービー・ブラザーズの魅力は、
トム・ジョンストンのハードで、ストレートなロックナンバーと
パット・シモンズのロマンティックで美しい楽曲のギャップですよね。
それを本当に素晴らしい演奏力とコーラスで、
僕たちに聴かせてくれます。
本当に最高です。

ちなみに次にお送りする曲“South City Midnight Lady”では、
シンセなんかも使われていますが、あくまでエッセンス。
人工的な感じは全くしません。
そして、ペダル・スティールで参加しているのは、
STEELY DANのギターで、
後にドゥービーに参加するジェフ・バクスター。

そのジェフ・バクスターがメンバーとして参加した1975年の名盤
【スタンピード】で、
このトム・ジョンストンを中心とした、
ドゥービーは一度消えてしまいます。

トム・ジョンストンが体調不良で、一度リタイアしてしまうんですね。

そこからは、マイケル・マクドナルドを中心とした、
AORサウンド!のドゥービーに生まれ変わって、
それまでのロックファンはそっぽを向いて・・・
でも、他のポップスファンが大量に流れ込んで、
更なる人気を得るわけですが・・・。

でも、日本のドゥービー・ファンは圧倒的に、
初期ドゥービーの信者が多いですよね。

そして、【The Captain and me】。
初期の名盤中の名盤。

ベストでいいや。と思っている方!
勿体なすぎる!!!
是非、この名曲群をアルバムで味わってください。

M
South City Midnight Lady  
 /  THE DOOBIE BROTHERS