知多半島 常滑 やきもの散歩[後編]|旅人:神田亜紀
2012-03-29
ども~♪ 旅人の神田亜紀です!!
信楽焼や備前焼などと共に、日本六古窯のひとつとして、1000年の歴史がある“常滑焼”。
その歴史を紐解く旅、題して!!!
『知多半島 常滑 やきもの散歩』
前回は、「常滑市民俗資料館」で常滑の風土が作り上げた常滑焼の特徴を勉強し、
土管などが道や壁に埋め込まれた風情あるやきものの通りを散歩、常滑焼の魅力に触れ、
実際に常滑焼に挑戦してみたーーーい!! と、
創業7~80年「渡辺章製陶所」の常滑焼伝統工芸士、渡辺二三一さんのもとへ。
まずは一番簡単と言われた土を叩いて板状にしたものから伸ばして創る、
“たたらづくり”に挑戦し、作ったお皿が意外にうまくできて調子づいたアッキーさん♪
今度は、電動ロクロに挑戦~~~!!
招き猫と常滑のつながりや、伊勢湾で獲れた海の幸&地酒など常滑の食の魅力を探る旅
『知多半島 常滑 やきもの散歩“後編”』 スタート♪♪♪
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渡辺さんの手にかかると…、 茶碗でも徳利でも、すぐに魔法のようにできあがる! |
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陶芸体験、初めてだったのですが、冗談好きな師匠!! 渡辺さんが、
とても楽しく親切でわかりやすく指導して下さったおかげで、すっかりはまってしまいそう♪
又、機会があったら今度は徳利とか作ってみたいなぁぁぁ♪
作成した陶器は、10日から半月くらい自然乾燥させて、その後、素焼き、本焼きへ。
焼きあがるのに1ヶ月位。
1ヶ月後サプライズプレゼントのように家に届くのです!!!!
しかも色までついてて素敵♪♪♪
師匠ありがとうございます(T_T)
やっぱり自分で作ったお皿で嗜むお料理とお酒はたまりませんな~~~♪
いつも以上にすすみます ♡♡♡(既にかなり愛用中 ♡)
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1カ月後、我が家に届いた"湯呑み改めぐい呑み"と、 前回のたたらづくりで作ったお皿 |
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お散歩にでかけましょ~♪
前回「やきもの散歩道」を案内して下さった、
常滑市役所 商工観光課の澁木桂子さんと歩いてたら、
何やら壁に…ん?! …んん??? 猫??????
なんとたくさんの猫ちゃんが壁にズラリ!!
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ここは「とこなめ招き猫通り」。
コンクリートの壁に色んなタイプの招き猫が39体も埋め込まれています。
さらに目線を逸らすと目の前にダダーーーン!!!!
巨大な招き猫が!!!!!!
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このお方こそ常滑の見守り猫。幅6.3m、高さ3.8mの「とこにゃん」!!!!
ネーミング…どこかで聞いたことあるような…
彦根のゆるキャラが「ひこにゃん」と関係あるのかにゃ?!
常滑にどうしてこんなに招き猫が?!
そんな想いを胸に招き猫工房「冨本人形園」へgo〜♪
工房の中に足を踏み入れると…
入った瞬間、部屋いっぱいの招き猫ちゃんたちに招き迎えられ、
なんだか縁起よろしおすな~♪
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こんなに招き猫に囲まれる経験、もうないだろうな(笑) |
「冨本人形園」の、冨本きくえさんに早速招き猫の発祥についてうかがってみると、
江戸時代の彦根や東京の豪徳寺なんだそう。
彦根?! だから「とこにゃん」は「ひこにゃん」を意識したの?!
常滑と招き猫の関係をうかがってみると、
久谷や瀬戸など焼き物の産地ではどこも招き猫を作っていて、
昔はいろんなタイプの招き猫があったんだそう。
今では一番ポピュラーになった二等身の招き猫を最初に作ったのが、
なんと冨本さんのお祖父さん!!!!
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まず見せて頂いたのがその元祖!! 初代の常滑焼招き猫!!!!
敷地内から見つかったそう。
「大切に保管してるんですか?」って聞いたら「いや、その辺に置いてた」って。
ぜひ常滑のために保管を~!!!!(汗)
「冨本人形園」の、冨本きくえさん。
お祖父さんの想いを受け継いだ常滑の招き猫の魅力を、
“120%手作りで作っているところ。+20%は作り手の愛情。”
…と語ってくださいました。素敵♪
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"常滑系"と言われる二等身の招き猫。 日本で60~80%の生産高なんだとか。 |
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カラフルな招き猫たち!! まるで戦隊ヒーロー!!
もちろんそれぞれ意味があります。
白→来福、黒→厄除け、赤→病除け、金→金運、
桜色→恋愛、黄色→良縁、青→安全、緑→合格。
そして右手を上げているのはお金を招き、左手は人の縁や客人を招くそう。
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ちなみに私は桜色を頂きました ♡
金色もほしかったけど…(笑)
≪注釈:ちなみに中田美香さんは“金色の右手上げ”が欲しいそうです。
どんだけお金なん? by.メルシー≫
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にしても、ここには初めてみる招き猫ちゃんたち勢ぞろい!! そこで!!!
welcome to 招き猫博覧会!!!!
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招き猫ちゃんたちのおかげで、なんだかとっても縁起いい♪
浮かれ気分で最後、澁木さんに連れてきて頂いたのが、
常滑名物が堪能できるという「とうみ屋」さん!!
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「とうみ屋」の女将さん、伊藤由希子さんに常滑名物をご紹介して頂きました。
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伊勢湾でとれた常滑名物がズラリ!! |
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「豊浜産天日干し本めじろ干し」
常滑では穴子を“めじろ”と言い、干物にするのが常滑名物。春からが旬!!
歯ごたえのある“めじろ”が新鮮!!
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「小女子のくぎ煮」
たまり醤油で煮た自家製のくぎ煮は、甘辛くてお酒が進みます!!
(…進んでばっかり。笑)
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「山芋とあかもくポン酢あえ」
あかもくは東北や新潟などで良く採れる海藻。
セントレアができた事でこの地に大量発生し名物に。3月・4月が旬。
めかぶやもずくよりサッパリ!!
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「生サバ塩焼き」
あ〜…身も厚くてほくほく。幸せ♪
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海の幸にはやはり地酒!!
女将さんに用意して頂いたのは「あばれ酵母」。ネーミングからして身体によさそう!!!!
地元の澤田酒造のどぶろくで、瓶詰め後も酵母が活発に暴れてくれるそう! 頼もしい!!
常滑の地酒は、衰退してしまったけど、まだ6つの蔵元が残っているそう。
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常滑ならではの“ジャケ”!! サイダーとお酒も招き猫。
商売繁盛しそう。…て実際、この日も満員御礼でした!!
美味しい海の幸に美味しいお酒…こんな取材いいんでしょうか。
幸せすぎてありがとう。
お母さん産んでくれてありがとう。
…と浸ってるうちにカメラマンの久保田さんもいい感じ♪
「とうみ屋」さんに着火して頂いた我々は、
宿泊地の名古屋で、その後深夜2時までご機嫌な時間を。
すっかり運命共同体みたいな思っていたら、スタジオ台本に…、
“「あばれ酵母」というか、恐るべし「あばれ亜紀」!“
…て、誰がじゃ~~~!!(笑)
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「常滑」はご覧のとおり「つねにすべる」と書く。
なので受験生やお笑い芸人には嫌われそう…。
だから、それを逆手にとって、「滑」をひっくり返して「すべらずのまち」と!
受験生もくるといいよ!!
≪注釈:あと…、ギャグがよく滑る井門宗之さんもくるといいよ!! by.メルシー≫
お世話になった常滑市役所 商工観光課の澁木桂子さんをはじめ、
出会った全ての方が心から常滑を愛し誇りに感じている想いが伝わりました。
澁木さんがこれからの暖かいシーズンはお散歩もしやすいし、
春にはお祭りもあるから来てね!! と。惹かれます、とっても!!
2週に渡ってお届けした常滑焼の故郷、愛知県の常滑を旅した
『知多半島 常滑 やきもの散歩』
いかがでしたか?!
常滑焼と共に生きてきた人の息遣いや生活の香りが感じられる温かい人情の街。
タイムスリップしたような緩やかな時間をゆっくり楽しみに又来てみたいなぁ、と思いました。
ぜひみなさんも春休みやゴールデンウィークに満喫しに行ってみてくださいね♪
特に、常滑焼体験は1ヶ月後にサプライズでやってきてくれるからオススメですよ!!
お世話になったみなさんありがとうございました!!
桜色、招き入れます♪
旅人は神田亜紀でした♪♪♪
≪オフショット・1≫
「冨本人形園」で、招き猫をこんな風に並べてみました。
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題して!
「ネコザイル:ニャーニャートレイン」!
♪Nyan Nyan We hit the step step~
≪オフショット・2≫
「あばれ酵母」というか「あばれ亜紀」! …と原稿に書いた理由、
以下の写真で証明しましょ! by.メルシー
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